テレワークで自宅にいる時間が増えたことで、自宅に観葉植物やお花を飾りたいと考えている人が増えています。ただし、オフィスなどでは観葉植物が飾られているところはよく目にするものの、自分ですべてやらなければならないとなると、手入れの方法が分からなかったり、どんな植物がよいのか分からずに、実際には購入まで踏み切れていない方も多いようです。また、過去に観葉植物を購入してみたけれど、枯らしてしまったり、虫が発生したりして、断念した経験がある方もいるかもしれません。テレワークで自宅にいる時間が増えたことで、自宅に観葉植物やお花を飾りたいと考えている人が増えています。確かに、オフィスなどでは観葉植物が飾られているところが多くなったものの、手入れの方法などが分からなかったり、どんな植物がよいのか分からずに、実際には購入まで踏み切れていない方も多いようです。また、過去に観葉植物を購入してみたけれど、枯らしてしまったり、虫が発生したりして、断念した経験がある方もいるかもしれません。
今回は、観葉植物初心者の方でも取り入れやすい、テレワーク中のデスクにもおけるおすすめの観葉植物と水やりの方法をご紹介します。
また、観葉植物ではなくお花をテレワーク部屋に飾りたいという方は、「お花の定期便」のサービスを紹介した記事もありますので、合わせてご覧ください。
テレワーク部屋が殺風景…「お花の定期便」で彩り豊かな環境を作ろう
観葉植物の効果〜テレワークに観葉植物がおすすめな訳
テレワークという働き方が普及した昨今、観葉植物が注目されているのには訳があります。そこで、まずは観葉植物をテレワーク中の部屋に置くことの効果を見ていきましょう。
空気の清浄効果
植物は光を浴びることで光合成を行い、二酸化炭素を吸って酸素を作り出します。
自宅でテレワークをする場合、オフィスなどよりも空間が狭くなるため、その分、室内の二酸化炭素濃度が高くなりがちです。二酸化炭素が多くなり酸素が不足すると、眠気や頭痛を引き起こす可能性があります。そのため、冬場などであっても部屋の換気はこまめに実施したいところですが、普段の換気に加えて観葉植物をデスクなどにおくことで、自然と室内の空気のバランスをとってくれるという訳です。
また、エコプラントと呼ばれるような植物には、シックハウス症候群の原因とされているホルムアルデヒドといった有害ガスも浄化する力があるとされています。
まさに、自宅にいる時間が長くなるテレワークには観葉植物がぴったりと言えます。
リラックス効果
植物は、有害な微生物や昆虫などから身を守るために、フィトンチッドという物質を発散しているのですが、この物質が私たち人間の身体にも有益な効果をもたらしてくれると言われています。
例えば、ストレスを鎮めて精神安定をもたらす脳内のアルファ波を増大させたり、自律神経を安定させると言われているため、テレワーク中のリラックス効果も期待できます。
眼精疲労の軽減効果
「目が疲れたら、遠くの山々を見なさい」と言われたことはありませんか?
これは、植物の緑色が目の疲れを軽減させるとされているからです。色が目の疲れにどう関係するの?と思われるかもしれませんが、色の波長の違いにより、目に優しい色と、目を疲れさせてしまう色があるのだそうです。例えば、赤などの長波長の色に比べて、黄色や緑といった色は目に優しいと言われています。
テレワークとなるとパソコンやスマホが手放せないので、眼精疲労にお悩みの方が多いですよね。デスクに観葉植物を飾っておき、疲れたときに眺めるようにすることで、疲労軽減の効果を得ることができます。
テレワークのデスクにおすすめな観葉植物5つと、水やりの方法
観葉植物をテレワーク中の部屋に置くことの効果がわかりましたが、いきなり大きな植物を購入するのはコストもかかりますし、お手入れが心配ですよね。そんな時は、お手入れも簡単な、テレワーク中のデスクにおける小ぶりな観葉植物がおすすめです。
今回は、5つのおすすめの観葉植物と水やりの方法をご紹介します。
アイビー(ヘデラ)
アイビーはへデラとも呼ばれ、つる性で、葉の模様や形の種類が豊富なため、好みのものを選ぶ楽しみがあります。強健で耐陰性もあるため、室内にも安心しておいておくことができます。エアコンの風には弱いので、直接風が当たらない場所に置くようにしましょう。
水やり:
夏などよく生長する時期は、土の表面が乾燥したらたっぷりと水やりをします。冬場など生長がゆっくりの時期は、1週間に1度程度で大丈夫です。
ポトス
ポトスも、つる性で、水耕栽培も可能なため、伸びてきたつるを切りお水に挿すことで簡単に株を増やしていくこともできます。エアコンの風や冬場の寒さに弱いので、気を付けてあげましょう。蛍光灯など室内の照明でも構わないので、明るい場所に置きます。
水やり:
夏などよく生長する時期は、土の表面が乾燥したらたっぷりと水やりをします。冬場など気温が低く、生長が止まったら、1週間に1度程度で大丈夫です。
サンスベリア
サンスベリアは、剣状・棒状の葉が特徴的で、縦にすらっと伸びていきます。大きくなる種類もありますが、小型のものもあり、横に広がらないため、デスクなど限られたスペースに置くのにもおすすめです。前章でご紹介した、空気清浄効果があるとされるエコプラントの一つです。
水やり:
土の表面が乾燥したらたっぷりと水やりをします。生長がとまる冬場などは、2週間〜1ヶ月に1度程度で大丈夫です。
ガジュマル
ガジュマルというと、沖縄などあたたかい地域で生息していることはご存知の方が多いでしょう。日光を好むため、デスクの上でもできるだけ日が入る場所に置いてあげましょう。エアコンの風にも弱いため、直接風が当たらないところがベストです。
水やり:
気温が高い時期は生長期なので、土の表面が乾燥したらたっぷりと水やりをします。気温が低くなり生長が緩やかな時期は、土の表面が乾燥してから2〜3日後に水やりをすることで、耐寒性をあげることができます。
テーブルヤシ
テーブルヤシは、ヤシ科ですが、その名の通りテーブルに乗ってしまう小ぶりな種類です。生長はゆっくりで、耐陰性も高いため、室内でも育てやすい品種と言えます。エアコンの風や冬場の寒さに弱いので気を付けつつ、できるだけ日当たりの良い場所に置いてあげましょう。
水やり:
よく生長する時期は、土の表面が乾燥したらたっぷりと水やりをします。冬場など生長が止まったら、1週間に1度程度で大丈夫です。
テレワーク部屋に飾りたい観葉植物、育て方のコツとは
ここまで、初心者の方にもおすすめの、デスクにも置けてしまう小ぶりな観葉植物を5つご紹介しました。基本的には、植物それぞれの特徴があるので、それぞれに適した育て方をしてあげる必要がありますが、失敗しないために多くの植物に共通した育て方のコツがあります。
土が乾いてから水やりをする
観葉植物初心者にとって、水やりのタイミングは難しいものです。「この植物は2〜3日に1回だっけ?1週間に1回?」と不安になるようであれば、基本的には「土が乾いているか」で判断するようにしましょう。
土が乾いていないのに水を多く与えてしまうと、根腐れの原因になり、再生が難しくなってしまいます。水やりの頻度を気にするよりも、植物それぞれの状態を観察してあげる習慣を作ると良いでしょう。
室内の温度や冷気に注意する
多くの観葉植物はもともと暖かい気候で育つため、冬場の寒さに弱い傾向があります。冬場は、窓際などの冷気に晒される場所を避けたり、長時間家を留守にする場合の置き場所を少しでも温かい場所に移動するといった工夫もできると良いでしょう。
また、夏場のエアコンの冷気も観葉植物を痛めてしまう場合がありますので、直風が当たらないように避けると安心です。
初心者にもおすすめな観葉植物で、テレワークのデスクを彩ってみましょう
観葉植物の持つ空気清浄やリラックス効果は、自宅でテレワークをする人が必要とするものばかり。デスクにおけるサイズの観葉植物であれば、購入や手入れのハードルも高くありません。
テレワーク部屋に観葉植物を飾りたいなと思いつつまだ実現できていなかったという方は、ぜひこの記事を参考に購入されてみてはいかがでしょうか?