「テレワークの生産性を上げる」という情報は、世の中に溢れかえっています。多すぎる情報量に、実際どのようなアクションをとれば生産性が上がるのか、よく分からないという方もいるかもしれません。

こちらの記事では、そんなたくさんの情報に迷われている方へ、一日の始まりである「朝」にフォーカスして、テレワークの生産性を上げるポイントを紹介していきます。

なぜ、テレワークの生産性アップには朝時間の使い方が決め手なのか?

朝は、朝、太陽の光を浴びることで、体内時計がリセットされ、生活リズムを整える効果があります。現代では、日が沈んだあとも夜中まで電気がついた部屋で生活し、テレビやスマホといった娯楽がたくさんあるので、生活リズムが崩れてしまいがちです。それをリセットしてくれるのが、朝に太陽の光を浴びることなのですね。

また、太陽の光を浴びると、脳に放出される神経伝達物質の一つセロトニンが合成および分泌されます。それによってリラックスし、自律神経を整えることができます。この時間に身体を動かすと、前頭葉の働きも活性化し、集中力アップにつながるとも言われています。

そのため、テレワーク前に朝活ルーティンを取り入れるのがおすすめなのです。朝時間を有効に活用し、最高のコンディションでテレワークに臨みましょう。

テレワーク前の時短×持続可能なおすすめ朝活ルーティン5選

テレワークをしていると、プライベートとの気持ちの切り替えが難しいという方は少なからずいることでしょう。切り替えができないままの状態が続くと一日中だらけてしまい、仕事もプライベートもイマイチだったということもあるかもしれません。そこで、気持ちの切り替えの手段として、毎朝テレワーク前の時間にルーティンを決めて行うことをおすすめします。

こここからは、短い時間で気軽に続けられる、おすすめ朝活ルーティンを紹介していきます。

エクササイズ系:縄跳びをする

縄跳びというと子どものころの遊びのイメージがありますが、大人でもエクササイズとして有効です。縄跳びは、消費するカロリーが高く、続けることで体脂肪を落とし、筋肉を鍛えるなどの身体にとって嬉しい効果をもたらします。全身運動になるので、血流もスムーズになり、テレワークに集中できる身体づくりにも繋がるでしょう。

また、時間の設定をしておくとルーティン化しやすくなるので、3分や5分と決めておきましょう。ほかにもSpotifyなどで好きな1曲を流し、それが終わるまでやってみるという時間設定も良いかもしれません。ちなみに縄跳びスペースがない方には、エア縄跳びアイテムなんてものもありますよ。

マインドセット:お気に入りの飲み物をゆっくり飲む

テレワーク前にコーヒーや紅茶といったお気に入りの飲み物を飲んで心を整えるのも、気持ちの切り替えに向いています。おすすめは、香りが豊かなもの。香りを堪能してからテレワークに臨むと、集中力が高まります。

ネット通販などでも国内外の多数の飲み物が販売されているので、レビューを見ながら朝活用のお気に入りの飲み物を探してみてはいかがでしょうか。

ライフスタイル:テレワークスペースとその周りを整理する

テレワークスペースは、オフィスと違い、プライベートで使うグッズも気軽に置けてしまう環境です。それが原因で、つい仕事以外のものに目が行って気が散ってしまうかもしれません。デスクとその周りに私物や郵送物などの仕事以外のグッズや書類があれば片付けて、散らかっている空間を朝のうちに整理しましょう。朝にルーティン化してしまえば、大掃除する必要もなくなります。

スペースを整理する習慣がなかなかつかない方は、スマートフォンにタイマーを設定し、整理する時間を決めておくと良いでしょう。

リスキリング:資格や語学の勉強時間をつくる

昨今話題のリスキリング。テレワークで長く活躍していくためにも、つねに新しい技術やスキルを学ぶ努力は必要です。「分かってはいるけど、時間がない..。」という方には、朝時間を活用するのがおすすめです。1時間や2時間といった時間を確保することが難しくても、15分〜30分程度で考えるとどうでしょうか?できる気がしてきませんか?

しっかりと睡眠が確保できたあとに迎える朝は、頭がフレッシュで、新しい知識をインプットする勉強時間としても最適です。意外にも、15分程度でも多くのページを読み進められることに驚かれるかもしれません。

タスクマネジメント:業務のタスクの整理を整理する

テレワークの前、朝のうちに時間を確保して、タスクを整理するのもおすすめです。業務時間ぎりぎりまでプライベートと割り切ってのんびり過ごすのもよいのですが、今日やることの整理ができていないまま仕事に入ると、「さて、何からやろうか」「あ、そういえば、あの連絡を返さないと…」と思いついたものから手をつけるので、非効率になってしまう可能性があります。

とはいえ、まだ業務開始の前なので、コーヒーなど飲みながらリラックスして整理するのもいいですね。タスクが整理された状態で実際の業務をスタートすると、スムーズに仕事に入れるので、テレワークの生産性アップに直結します。

朝活ルーティン継続のポイントは「共有」すること

ルーティンを決めていざやってみようと思っても、なかなか続かないというテレワーカーもいるかもしれません。三日坊主をどうにかしたいという方は、SNSでその様子を投稿するのもおすすめです。「今日、テレワーク前に○○の曲を聴きながら、エア縄跳びをした」などの投稿をすると、「いいね!」から仲間を見つけられたり、継続するモチベーションが生まれやすくなります。

そして、仕事などの仲間との共有もおすすめです。共有のスプレッドシートなどでログを残し、見える化しておくなど、お互いにとって良い刺激にもなることでしょう。共有によって、ルーティンの継続ポイントや改善点も見つかるかもしれません。

朝活ルーティンで心身を整え、生産性アップにつなげよう

今回の記事では、テレワーク前の朝活ルーティンを中心に紹介をしました。今回ピックアップした朝活ルーティンだけでなく、ほかにもYouTubeでも朝活関連のコンテンツが数多く紹介されています。

生活環境やテレワーク開始時間などを考えて、最適な朝活ルーティンを決めて実践し、さらなる生産性アップを図りましょう。