長引くテレワーク生活で、ビジネスパーソンの情報収集にも選択肢が増えました。それは「耳から」の情報収集です。ラジオをはじめ、Voicyやオーディオブックなどの音声プラットフォーム(ツール)も注目を集めています。

本記事では、「耳から」情報収集のメリットと、おすすめの音声プラットフォームをご紹介していきます。

テレワークで増えた「耳から」情報収集

長引くテレワーク生活で、働くビジネスパーソンの情報収集にも変化が表れたと言われています。これまでのビジネスパーソンの情報収集は、本や新聞、インターネットの閲覧のほか、様々な企業や団体で開催されるセミナーへの参加などがメインでした。しかしコロナ禍でテレワークが推進されることにより、良い意味で「ながら業務」ができるようになったことで、今注目されているのが「耳から」の情報収集なのです。

すでにアメリカでは、新型コロナウイルス感染拡大の前後を比較すると、ラジオの売上高が2倍以上になったというデータがあります。ラジオの人気が高まる背景には、ラジオ自体が有事に強い情報発信源であることに加えて、テレワークなどで家で長時間過ごすというライフスタイル、ワークスタイルとの親和性の高さもあるといわれています。

音声配信アプリには、「音声配信プラットフォーム」や「音声SNS」、「ポッドキャスト」の3種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

「音声配信プラットフォーム」とは、その名の通り、音声を配信できるプラットフォームです。音声を編集するソフトなどの機材を準備しなくても、スマートフォンで音声配信ができて、リスナーもアプリを入手するだけで音声を聴ける特徴があります。

「音声SNS」は、サービス内でユーザー同士が繋がれる点が特徴的です。文字や写真などの視覚ではなく、その場の空気感や感情がよりダイレクトに伝わります。

「ポッドキャスト」とは、自分の好きな音声コンテンツをRSSフィードを通してインターネットで公開する仕組みとなっています。すでに配信された音声番組をポッドキャストと呼ぶケースもあります。

「耳から」情報収集のメリットとは

仕事をしながら情報収集ができる

テレワーク中は、周囲の目を気にせず音楽をかけたり、ラジオや後述する音声プラットフォームをつけることができます。特にラジオは、パソコン作業をしながらでも耳を傾けるだけで情報収集ができるので、忙しいビジネスパーソンにピッタリのツールと言えます。

適度な音があることで集中力が増す

「静かすぎると、逆に近隣の音が気になって集中できない」という経験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか?ラジオや音声プラットフォームをつけておくことで、それらの音が気になりにくくなり、テレワークも集中して行うことができるようになります。

オンオフが自由

作業やルーティンワークをするときはラジオをオンにする、Web会議を行う際はオフにするなど、自宅であればそのシチュエーションに合わせてオン・オフを切り替えることができます。また、気分や業務内容に合わせて、コンテンツを切り替えることもできるので、新しい情報と出会える機会も増えます。

また、仕事モードとプライベートモードのオン・オフの切り替えにも最適と言われています。ラジオや音声プラットフォームであれば、仕事を始めるタイミングでオンにすれば良いだけなので、習慣化しやすいのもポイントですね。

テレワークにおすすめな音声プラットフォーム

ここからは、ビジネスパーソンの情報収集やテレワークにおすすめな音声プラットフォームと、既存のツールをご紹介していきます。

radiko(ラジコ)

URL:https://radiko.jp/

redikoは、お手持ちのパソコンやスマホでラジオを聴くことができる音声プラットフォームです。今いるエリアの放送局の番組を視聴することができます。(プレミアム加入で、全国の放送を聴くことも可能)加えて、過去1週間以内に放送された番組も聴くことができるので、「Web会議で好きな番組が聞けなかった」など、ちょっとした「困った」にもばっちり対応できます。基本無料で利用できるのも嬉しいポイントです。

決まった時間に決まった番組を流すことで、自然と時間経過も意識することができるので、ルーティーン作業のお供にピッタリな音声プラットフォームです。

Voicy(ボイシー)

URL:https://voicy.jp/

Voicyは、ビジネスの専門家やその道のプロ、ミュージシャン・著名人などの厳選されたパーソナリティによる“声のブログ”やニュース、ラジオのような放送が聴ける音声プラットフォームです。「ながら日経」や「ITビジネスニュース」、「NewsPicksニュースレター」などのビジネスに役立つ情報のほか、ライフスタイルやハウツー、エンタメなど、様々なジャンルのコンテンツを聴くことができます。お気に入りのパーソナリティを探してみるのも面白いかもしれませんね。基本無料で視聴することができます。

ラジオ放送と違い1番組5分~15分程度と短いため、さくっと情報収集をしたいビジネスパーソンにもおすすめな音声プラットフォームです。

audiobook.jp/Audible(オーディオブック/オーディブル)

URL:https://audiobook.jp/ | https://www.audible.co.jp/

audiobook.jpやAudibleは、書籍を音声で「読む」ことができる音声プラットフォームです。audiobook.jpは株式会社オトバンクが、AudibleはAmazonがそれぞれ運営をしています。

テレワークのスキマ時間や作業中に活用することで、通常読むのに数日かかる書籍も、数時間で読破できてしまいます。本を読む時間がない、活字が苦手という方にもお勧めなサービスといえるでしょう。利用には会員登録や費用もかかりますので、各サービスの料金プランをチェックしてみてくださいね。

Radiotalk(ラジオトーク)

URL:https://radiotalk.jp/


Radiotalk(ラジオトーク)は、おしゃべりで生まれるエンタメ空間であり、配信者は音声のみで話すので、リスナーはコメントで盛り上がれる音声プラットフォームです。基本的に無料で視聴可能です。
自分のお気に入りの配信者を見つけてみるのも良いでしょう。忙しいビジネスパーソンが情報収集として活用するだけでなく、癒しの時間として利用するのもおすすめです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はビジネスパーソンやテレワークにおすすめな「耳から」の情報収集方法をご紹介しました。ご自身のテレワークスタイルに合わせて、ぜひ音声プラットフォームを試してみてはいかがでしょうか?