私たちの心身の健康を促すアロマは、リフレッシュだけでなく、日頃のテレワークを快適にし、生産性をアップさせる効果も期待できます。

この記事では、テレワークでアロマグッズを使うときのポイントを中心に紹介していきましょう。

アロマオイルの効能とは。テレワークにも効果的?

アロマオイルとは、天然の植物オイルで作られたオイルのことです。「精油」や「エッセンシャルオイル」と呼ばれ、植物成分100%のものを言います。植物の花や葉っぱ、果皮などから抽出し、植物の種類によってさまざまな効能があります。

ストレスや緊張をほぐしてくれる効能を持つアロマやホルモンバランスを整えるアロマなど数多くあるので、体調やシーンによって使い分けると良いでしょう。

テレワークに相応しいアロマをご紹介します。

テレワークに相応しいアロマオイル4選

テレワークの空間にアロマを取り入れるとき、まず知っておきたいのが、オイルの香りのこと。在宅勤務でもしっかり仕事に集中したいという方が大半かもしれないので、リラックス系のアロマよりは、自律神経に働きかけ、集中力アップや頭の回転を速めるような香りをチェックしておきましょう。

では、テレワークに相応しいアロマオイルについては次のとおりです。

ハッカ/ペパーミント

ハッカやペパーミントは、スーッとした刺激の強い香りが特徴です。香りを嗅ぐことで頭が冴え、集中力もアップするといわれます。朝、頭がボーっとしているときや、昼間に眠たくなるときなど、テレワーク中の自分に「喝っ!」を入れたいという方におすすめといえるアロマでしょう。

ユーカリ

ユーカリは主にオーストラリアで生息している植物であり、コアラのエサとしても重宝されています。近年では花粉症対策の香りとしても認知度がアップしており、消毒作用や抗炎症作用もある香りです。ほかにも殺菌力にも優れているので、よどんだ空間をキレイにするとともに、集中したいという方はユーカリをとり入れても良いでしょう。

グレープフルーツ

グレープフルーツは自律神経を刺激し、その成分が脳まで行き届くと仕事のパフォーマンスもアップするアロマと言われています。大事な仕事を任されたときにおすすめです。また記憶力アップの効果も見込まれているので、新しい仕事を確実に、スピーディに覚えたいというときもグレープフルーツの香りで試す価値があるかもしれません。
参考:在宅勤務でのアロマ活用法|日本アロマ環境協会

ローズマリー

ローズマリーは、カンフル(=樟脳、衣類の防虫剤によく使われる香り)という刺激的な香りを放つことで知られています。集中力だけでなく、記憶力をアップさせる頭脳明晰化効果があるといわれています。テレワークでたくさんのタスクを抱え、頭を使うという場合、ローズマリーの香りを選べば、テレワークがより一層捗るかもしれません。
参考:在宅勤務時は“香りのスイッチ”に精油を活用集中とリラックスにおすすめの精油|WWDJAPAN.com

テレワークに活用したいアロマグッズ選びのポイント

アロマグッズといってもオイルやディフューザーなど、あらゆるタイプのものがあります。在宅勤務中のアロマの扱いやすさと行動の観点で考えると次のことが挙げられます。

使いやすく、シンプルなモノを選ぶ

アロマグッズのなかには、動作音やレバーでコントロールするモノもあります。香りの拡散の強弱を手動で調整となると、テレワークで集中したいときに操作が面倒に感じる場合もあるかもしれません。それがストレスとなる可能性もあるので、スティック入りのディフューザーといった最初に設置したら、あとは対応しなくてもしばらくは香りが拡散するモノを選びましょう。

電源コードの有無

コードつきアロマグッズを購入すると、好きな場所に置けなくなることもあります。テレワークで使用している机の上にアロマグッズを置きたいのに、コードが届かないケースも考えられます。あとで後悔しないためにも、事前にコードつきを選ぶのか、ポータブルなのかを決めておくと良いでしょう。置く場所が決まっていなければ、電池式のコードレス仕様を選んだ方が無難かもしれません。

自動オフタイマー付きのモノを選ぶ

最近のアロマグッズは、オイルを入れた後、オフタイマーを入れるモノも出回っています。テレワークに集中しなくてはならない人は、自動オフタイマーつきのアロマ家電を採り入れておくと、消す手間も省けラクチンです。

ライターを使うものには注意

アロマキャンドルやお香を火で焚くグッズも存在します。日本の住居の場合、室内に火の煙が充満すると火災報知器のサイレンがなることもあるかもしれません。ライターを使うアロマグッズを買うときは、まず自宅の間取りと火災報知器の位置をチェックしてから、買うか買わないかを決めましょう。

香りが拡散する範囲を確認

アロマグッズの中には、香りが拡散する範囲を表記している場合があるのでチェックすることをおすすめします。仮にテレワークの部屋が6畳で、お目当てのアロマグッズの拡散範囲が3畳までとなると香りの効果をあまり感じることができないかもしれません。テレワークの空間にアロマを本格的にとり入れたいなら、範囲について考えましょう。

終わりに

テレワークで生産性を上げるハウツーは色々とあります。その中でもおすすめの一つとして挙げられるのが、アロマグッズの活用です。特にハッカ、ペパーミント、ユーカリ、グレープフルーツ、ローズマリーは、自律神経に働きかけ、集中力アップを促すといわれています。

アロマグッズはネットでも実店舗でも数多くラインナップされているので、お部屋の間取りや使いやすさなどを考えた上で、最適なモノを選んでみてはいかがでしょうか。