今では当たり前になってきているテレワーク。実は、平成27年から、毎年11月は「テレワーク月間」とされているのをご存じでしょうか。

テレワーク月間は、経済産業省、総務省、厚生労働省、国土交通省などの関係府省庁が一体となって、企業のテレワーク導入促進のための企画をおこなったり、先進的なテレワークを行なっている企業・団体を表彰したりなどの活動を集中的におこなっているんです。

本記事では、テレワーク月間の概要や期間中(2022年度)に開催されるイベントなどをご紹介します。

毎年11月はテレワーク月間。どんなことをしているの?

毎年11月はテレワーク月間として、テレワーク月間実行委員会(内閣官房人事局、内閣府地方創生推進室、デジタル庁、総務省、厚生労働省、経済産業省、国土交通省、観光庁、一般社団法人日本テレワーク協会、日本テレワーク学会)が、テレワークの普及促進に向けた取り組みを集中的におこなっています。

例えば、関係団体と連携しておこなう、テレワークの先駆的な取り組みを行っている企業の選定・表彰や、テレワークの普及を目的としたイベント・セミナーの開催、企業・団体に対してテレワークの積極的な実践を呼びかけるなどの活動を通し、一層のテレワーク普及を目指しているのです。

ちなみにこの活動は、平成27年(2015年)からおこなわれています。新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年ごろから急速にテレワークが普及した印象があるかもしれませんが、実はそれ以前から関係府省庁が一体となってテレワークの普及に取り組んでいたのですね。

テレワーク月間実施団体として登録をすると、テレワーク月間期間中のテレワークの実施についての効果測定(働き方改革に寄与したか、業務効率化につながったかなど)のアンケートに協力することも可能です。テレワークを積極的に取り入れている企業様は登録をしてみてはいかがでしょうか。

参考:「テレワーク月間」ホームページ

表彰されるチャンスも?テレワーク先駆者百選

「テレワーク先駆者百選」とは、総務省が主催するテレワークの導入や活用を進めている企業・団体を「テレワーク先駆者」として認定し、その内、優れた実績を持つ企業・団体を「テレワーク先駆者百選」として公表、表彰するものです。

企業・団体が自身の取り組みを応募し、事務局が審査をおこない「テレワーク先駆者」、「テレワーク先駆者百選」を選定します。

2022年度の応募はすでに締め切られていますが、毎年行われている企画ですので、ぜひチャレンジしてみてください。

参考:「テレワーク先駆者百選」募集内容

まだ間に合う!これから開催されるテレワーク関連イベント

11月のテレワーク月間に合わせて、テレワーク促進を目的としたイベントやセミナーが多く開催されています。ここでは、これから開催されるイベントの一部をご紹介します。

テレワークセミナー「先進事例から学ぶ これからのテレワーク」

日時:2022年11月17日(木)14:00~15:30
開催方法:オンライン開催(Zoomウェビナー)
イベントURL:https://teleworkgekkan.go.jp/events/telework-seminar-next.html

テレワークを取り入れることで可能となる多様な働き方の先進事例を紹介するイベントです。テレワークを取り入れるにあたり様々な課題に直面しますが、それをどう解決したかなど、先人の知恵を学ぶことができます。

テレワーク月間オンラインイベント「テレワーク最前線 ~テレワークを基本とする働き方の導入~」

日時:2022年11月18日(金)13:00~15:00(予定)
開催方法:オンライン配信(YoutubeLive)
イベントURL:https://teleworkgekkan.go.jp/events/workstyle.html

テレワークという働き方をこれから導入する企業様にぜひチェックしていただきたいオンラインイベントです。日本電気(NEC)やメルカリの実際のテレワーク導入事例も紹介されるようですので、気になる方はぜひチェックしてください。

テレワークセミナー「地域におけるテレワークの実践例とメタバースの活用」

日時:2022年11月21日(月)14:00~16:15
開催方法:オンライン(Zoom)
イベントURL:https://teleworkgekkan.go.jp/events/telework-seminar-metaverse.html

このWebセミナーでは、テレワークを推進するための地域・企業におけるテレワークの実践例だけでなく、今話題のメタバースの活用などを学ぶことができます。テレワークでよく使用される「バーチャルオフィス」の活用事例など、気になる話題が盛りだくさんです。

まとめ

今や身近になったテレワークですが、まだまだ完全に普及したわけではありません。

テレワーク未導入の企業様は、11月のテレワーク月間のイベントを通じて、イメージを膨らませてみるのはいかがでしょうか。テレワークの実施で、会社全体の生産性向上や働き方改革を目指していきましょう。