テレワークの運動不足も脳を使えば解消?

アスリートが試合の少し前や前日に食べる勝負メシが注目されています。
栄養成分だけでなく、ゲン担ぎで選ばれたメニューは選手の人柄や意気込みも感じられ、見ているだけで楽しいものです。

囲碁・将棋の試合では、棋士が試合中に取る食事が注目されますが、途中でブドウ糖を取ることも話題になっています。棋士は300~400先の手を読みながら打っており、脳が疲れるのでブドウ糖を取りながら対局しているようです。
激しい運動をしていないのに、1局の対戦で3~4キロも体重が減る人もいるそうで、頭を使うと、かなりのエネルギーが使われるようです。

一日何時間も集中して頭を使う棋士ほどではなくても、デスクで色々と考えながら仕事をしているテレワーカーからすると、「自分もある程度はカロリー消費しているのではないか」と思われるかもしれません。

では、実際に脳がどれくらいカロリーを消費するのか見ていきましょう。

テレワークでもカロリーが消費されている

性別、体重などにもよりますが、人間が一日に消費するカロリーは約2000キロカロリーです。
そのうち脳が消費するのは約2割、400キロカロリーです。
仕事や勉強で頭を使うだけでも、これだけのカロリーが消費されているのですね。

400キロカロリーがどれくらいかと言うと、個別の商品や作り方にもよりますが、チョコレートケーキは約400キロカロリー、ポテトチップスは約500キロカロリーです。
一時間のウォーキングで約200キロカロリーが消費されると言われますので、体を動かさなくても、テレワークするだけで約2時間のウォーキングに相当していると言えます。

逆に言うと何の運動もせずに自分へのご褒美だからと、ケーキやポテトチップスを食べてしまうと、せっかく脳が消費してマイナスになったカロリーを帳消しにしてしまうことになります。

テレワークで脳をフル回転させれば消費カロリーは増える?

それでは今よりも脳をフル回転させれば、もっとカロリーが消費できるのではないかと思われるかもしれません。
しかし、ただボーっとしていても、忙しく頭を働かせても使うカロリーは同じです。
慣れていないこと、不得意なことをすると、いつもより多くカロリーを使うこともあるようですが、徐々に作業に慣れていくと、その作業が不得意ではなくなるので消費量に大した差は出ないようです。

テレワークに集中して、気付いたらお昼時間をとっくに過ぎていたという経験をされた方も多いと思います。これは勉強や仕事に集中していると脳に血液が多く使われるため、食欲を司る摂食神経の動きが鈍り食欲を感じにくくなるからです。
脳の消費カロリーは増えなくても、食欲を感じにくくなるという点では、脳をフル回転させればダイエット効果があるのかもしれません。

テレワーク中のダイエットは非効率?

毎日出社していれば、自宅から駅、駅からオフィスまでの往復、取引先への移動などで意識せずとも体を動かすことができました。テレワークだと移動時間が減るのは嬉しいですが、体を動かさなくなるので運動不足になります。

運動不足を自覚しているとは言え、忙しいテレワーカーにとって時間を作って運動をするのはハードルが高いです。運動量が減った分、摂取量を落とすためにダイエットをされる方もいますが、過度に糖質を抜くなどの食事制限は、かえってテレワークの効率を落とすこともあるので注意が必要です。

糖質は体内でブドウ糖に分解されます。そのブドウ糖が脳の栄養素です。
脳に必要な栄養素が足りなくなると、集中力が切れてしまい仕事効率が下がってしまいます。仕事中に甘いものが食べたくなるのは、脳がエネルギーを欲しているサインかもしれません。

テレワークだからこそ自分に合った食生活を

一日一食、朝食抜き、15時間以上食事を取らないなど、巷には様々な食事法が溢れています。
出社していたときであれば、仕事途中にお腹が空くと困るので、お腹が空いていなくても昼食を食べたり、同僚との付合いで外食することもありました。

テレワークだと規定の休憩時間はありますが、食事をするのも、しないのも自由です。外食だと、どうしても多めになる食事量も、自分の体調に合わせて好きなものを適量だけとることができます。

様々な食事法はありますが、正解は一つではなく、それぞれ自分の体に合った食生活をするのが一番だという意見もあります。
食事の量や時間、食材など、色々試してみて自分に合うものを見つける時間があるのもテレワークの良さです。
会社のスケジュールに合わせるのではなく、自分の体に合わせた食生活を見つけて、テレワークも日常も気持ち良く過ごしたいですね。