テレワークで働く人が増えたことによって、街ナカワークスペースが注目を集めています。

すでに街ナカワークスペースを利用した経験がある方もいるかもしれません。

今回は、街ナカワークスペースやテレワークブースが注目されている理由や話題沸騰中の防音ワークボックス「PaO Work」について解説します。

テレワークで急増した、街ナカワークスペース

なぜ街ナカワークスペースやテレワークブースが注目されているのか

皆さんも、駅やコンビニ、はたまた役所の中など、様々な場所で扉付きのコンパクトなひとり用スペースを一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。そういったスペースは、ワークスペースやテレワークブースなどと呼ばれ、ここ数年注目を集めており、参入企業も増えているようです。

たとえば東日本旅客鉄道(JR東日本)は、積極的にシェアオフィス事業を進めていて、ブイキューブ社と連携した個室型テレワークブース「テレキューブ」を2023年までに1000カ所設置すると計画しています(2021年5月現在)。

また、「紳士服のAOKI」としても知られているAOKIホールディングスもシェアオフィス事業を立ち上げています。そのコンセプトは「毎日通勤する職場でもなく、在宅勤務でもない、新しい働き方ができるシェアオフィス」です。もともとはAOKIグループ傘下の「快活クラブ」で積極的にテレワークの受け入れを行っていましたが、急増するニーズに対応するべく「アオキワークスペース」として展開を進めているようです。

このように、今や街ナカのワークスペースやテレワークブースが当たり前に見られるようになった背景には、やはりテレワークの普及があります。テレワークが普及し始めた初期は、ほとんどが自宅での業務でした。しかし新型コロナウイルスの感染拡大がやや落ち着きを見せ始めたころから、自宅と職場、自宅とお客様先などのハイブリットワークも増えてきており、外に出る機会も増えてきました。移動が増えるにあたり、移動と移動の隙間時間などを有効活用するために、こうした駅やコンビニにあるワークスペースの利用が活発になってきているのです。

一方で新型コロナウイルスの影響によってテレワークが一般化したことで、オフィスへの出社人数が少なくなったり、オフィスを縮小して安い家賃の場所へと移転・引っ越しするケースも増えています。こうしたオフィスビルの空きスペースやテナントが入るまでの期間を有効活用するためにワークスペースの設置が行なわれているという背景もあります。

ファミリーマートで実証実験中の防音ワークボックス「PaO Work」

防音ワークボックス「PaO Work」、ファミマ2店舗に設置!

本記事では、最近話題の防音ワークボックス「PaO Work」についてご紹介していきます。

PaO Work(パオワーク)は、防音加工がされている1人用ワークボックスです。 防音、防視加工が施されており、周囲を気にせず仕事に集中して取り組むことができます。

2023年1月19日から、ファミリマート 駒沢大学駅前店と浜松町一丁目店の2店舗にて、コンビニ内での利用動向に関する実証実験がスタートしました。1時間550円(税込)で利用ができます。もちろんWi-Fiや電源も完備されています。お近くにお出かけで、急遽作業が必要になった場合等に、ぜひ利用をしてみてはいかがでしょうか。

参考:ファミマでWEB会議 | 防音ワークボックス「PaO Work」の実証実験をファミリーマート2店舗で開始

設置者視点で見た「PaO Work」の概要

ここでは、PaO Workを設置する側の視点で製品概要について詳しく見ていきましょう。

「PaO Work」は、テーブルや照明、給電など、オンライン会議やテレワークに必要となる設備が整っています。防音仕様で外部の視線を気にすることなく作業に集中することができるため、ビジネスパーソンにとって安心して利用しやすい環境を提供できます。

PaO Workの規格は、小サイズ、中サイズ、大サイズの3種類から選択が可能です。

小サイズ中サイズ大サイズ
型番PAO-1012PAO-1018PAO-1218
サイズ1000×1200×2080㎜1000×1800×2080㎜1200×1800×2080㎜
重量170㎏190㎏210㎏

PaO Workは、施工しやすい設計となっており、短時間で組立が可能です。レイアウトを変更したい場合もキャスターが付いているので、便利でしょう。

PaO Workの導入事例としては、自分や関係者のみで利用する場合または、第三者に貸し出すレンタルスペースとして利用するケースが挙げられます。

自分や関係者のみで利用する場合は、学習室やオフィスの会議室として利用が可能です。

レンタルスペースとして有料で第三者に貸し出せば、ワークスペース運営ビジネスにもなります。先に挙げたように、オフィスなどのビルの空きスペースの有効活用につながるでしょう。

まとめ

街ナカワークスペースやテレワークブースが注目されている理由や話題沸騰中の防音ワークボックス「PaO Work」について解説しました。

家では仕事に集中できないとお困りの方やワークスペースをお探しの方におすすめです。

まだ街ナカワークスペースやテレワークブース、「PaO Work」をご利用したことがない方は、ぜひご利用ください。