1月から3月は、新生活に向けて賃貸物件探しをする方が増える時期です。特に2月・3月は大きく人が動く時期で、良い物件がすぐに埋まってしまう、物件の選択肢が減ってしまうタイミングでもあります。そのため、この時期に希望の条件に合う物件を選ぶためには、12月や1月を目途に物件探しを行うのがおすすめです。

本記事では、テレワークにぴったりな賃貸物件を選ぶコツと、東京都内で家賃の割に広い部屋に住める駅をご紹介いたします。

テレワークに最適な賃貸物件の条件とは

テレワーク制度が整っている企業にお勤め、またはリモートワークのフリーランスの方は、賃貸物件を選ぶ際に、その物件がテレワークをするのに適しているかを予め確認しておく必要があります。ここでは、賃貸物件を検索する際に条件に加えてほしいポイントをご紹介していきます。

ある程度の広さがある部屋、+1部屋が理想

テレワークに適した物件を選ぶ際は、ある程度大きな部屋を選ぶことが重要です。

テレワークのデメリットとして、「オン・オフの切り替えが難しい」という点がよく挙がります。これは、仕事だけでなく、寝食や趣味などが全て同じ空間で行われるため、それぞれの境界線が不明瞭になってしまうことで起こります。

ある程度部屋が広ければ、たとえば簡易的なパーテーションや本棚などで空間を上手に区切ったりすることで、物理的にオンとオフの空間を分け、気持ちの切り替えをしやすくすることができます。

さらにおすすめなのは、プラスもう1部屋ある賃貸物件を選ぶことです。単身の場合、1Kや1Rなど、部屋が一つしかない物件を選びがちですが、もう1部屋多い間取りの物件であれば、その部屋を仕事部屋あるいは寝室などにすることができ、うまくオン・オフの切り替えができるでしょう。

テレワークが中心のお仕事をしている方は、快適な作業環境のために間取りをしっかりチェックしてください。

立地で家賃に大きく差が出る

テレワークに適した賃貸物件を探すポイントとして、立地も非常に重要です。

ほとんど出社をする必要がない方の場合、わざわざ会社の近くや都心に部屋を借りる必要はありません。多少会社から距離があっても、都心から離れた立地の物件を選ぶことで、家賃が大きく下がる可能性があります。前段で述べたように、広さや部屋数の多い物件を選択肢に入れる場合、都心だとなかなか好条件の賃貸物件は見つかりませんが、少し離れたところであれば、希望に合う物件が見つかるはずです。

一方で、テレワークとはいえ週に数回は出社をしなければならない方も多いでしょう。そういった方の場合、通勤がしやすいよう駅チカの物件をメインに探してください。

インターネット環境が整っているかは要チェック

テレワーク用の賃貸物件を探す場合、インターネット環境の有無は非常に重要です。

アパートあるいはマンションに予めインターネット回線が引かれている場合、自分で回線を契約せずに済むため、費用の節約にもなります。

物件にインターネット回線が引かれていない物件の場合、多くの方が候補に入れるのは、持ち運べる携帯Wi-Fiなどを契約することでしょう。すでに携帯Wi-Fiを契約している方は、なるべく物件を内覧する際に持参するようにしてください。物件によっては電波が入りにくく、現在使用しているものが使用できないケースもあるためです。その場合、別の会社が提供しているものを再契約する必要があるなど手間と費用が発生してしまうため、別の物件の選択をおすすめします。

東京都内で家賃の割に広い部屋に住める駅は?

ここまで、テレワークにぴったりの賃貸物件を探すコツをお伝えしてきました。ここからは、東京都内で、家賃の割に広い部屋に住める駅をご紹介します。(一人暮らし向け物件)

参考:【都心・一人暮らし】「家賃のわりに広い部屋」に住める駅ランキングTOP10! 1位は「高野」駅【2022年最新調査結果】
https://nlab.itmedia.co.jp/research/articles/609342/

第1位:高野(日暮里舎人ライナー)

第1位は、日暮里舎人ライナーの高野駅です。

高野駅周辺には、学校や公園、スーパーが点在していることから、ファミリー層にも人気のエリアです。興野神社や五色堤公園など自然を感じられるスポットもあるので、休日にリフレッシュできるでしょう。
高野駅周辺の一人暮らし向け物件の家賃相場は「8.1万円」で、平均専有面積が「32.1平方メートル」と非常に広々とした間取りが多いようです。

第2位:扇大橋(日暮里舎人ライナー)

第2位も同じく日暮里舎人ライナー沿線にある、扇大橋駅です。

扇大橋駅の周辺は、下町情緒が残る閑静な住宅街です。扇大橋駅の南側に荒川が流れており、河川敷には緑地や野球場があります。治安が良いエリアのため、女性の一人暮らしも安心です。
扇大橋駅周辺の一人暮らし向け物件の家賃相場は「8.0万円」で、平均専有面積が「31.5平方メートル」とこちらも広々とした間取りの物件が多い駅です。

第3位:代々木八幡(小田急小田原線)

第3位は、なんと都心にも非常に近い代々木八幡駅です。近くには代々木公園があったり、新宿・渋谷へのアクセスもよいなど、住みたいエリアとしても人気の高い駅です。代々木八幡駅の周辺には、公共施設が点在しており、図書館や子育て支援センター、公民館、大使館などがあります。その他にも、専門学校や大学などがあり、利便性の高いエリアです。
代々木八幡駅周辺の一人暮らし向け物件の家賃相場は「11.9万円」で、平均専有面積が「36.2平方メートル」と、やや家賃は高めながら、実は広い間取りの賃貸物件が多いエリアでもあります。

まとめ

テレワークにぴったりな賃貸物件を探す際は、ぜひ以下の3点を確認してください。

・間取りの広さ
・立地
・インターネット環境

2月から3月は、新社会人や学生など、多くの人が動く時期で、良い物件はすぐに埋まってしまいます。ですから、12月のこの時期から早めに物件探しを始めることをお勧めします。ご紹介したランキングなども参考に、快適な物件を探してみてくださいね。