「テレワークって時間を有効活用できて良い!」「子育てしながらなので、テレワークができる仕事で助かっている」「100%リモート可の職場なので、念願の地方移住を実現できた!」など、テレワークはポジティブに語られることも多いですが、「テレワーク、正直つらい…」と思ったことはありませんか?

リアルなコミュニケーション機会が少なくなるため、メンタルヘルスへの影響を懸念する声も多く上がっているものの、テレワークの利点を存分に活かして働いている人が近くにいると改善の声を上げにくかったり、自分でもそこまで真剣に考えずにもやもやを放置してしまっている方もいるのではないでしょうか?

実は、その「日々のちょっとしたつらさ」が要注意なんです。一度でも「テレワークつらいな」と思ったことがある人は、ぜひこの先を読み進めてみてください。

オンラインカウンセリングとは?

オンラインカウンセリングサービスとは、パソコンやスマートフォンなどでカウンセラーによるカウンセリングを受けられるというもの。心の不調を自覚しているけれど、心療内科や精神科にかかるとなるとハードルが高いと感じてしまったり、先生に診てもらうほどではないけどこのもやもやをどうにかしたい!といった際に、自宅などから気軽にカウンセリングを受けることができます。

実はこの数年、気軽に受けられるオンラインカウンセリングサービスが数多く登場しています。コロナ禍で外出が制限され、テレワーク化も進み、リアルなコミュニケーションが激減したことで、カウンセリングサービスの需要が拡大しているようです。

オンラインカウンセリングには、いくつか種類があります。

・ビデオカウンセリング
・電話カウンセリング
・メールカウンセリング
・チャットカウンセリング

ビデオや電話などは、実際にカウンセラーさんの顔を見たり声を聞きながらのカウンセリングになるので想像しやすいと思いますが、実は、全く顔を合わせる必要のないメールやチャットでのカウンセリングサービスも数多くあります。まずは比較的安価なチャットやメールカウンセリングを受けてみる、というのもいいかも知れませんね。

自分にあったカウンセリング方法を探してみましょう。

オンラインカウンセリングサービスの選び方

また、数あるオンラインカウンセリングサービスから自分に適したサービスを選ぶためには、「誰が」カウンセリングしてくれるのかを確認しましょう。

実は「カウンセラー」はかなり広義の言葉で、国家資格から民間資格までさまざまな資格や経験を含めて使われることがあります。中でも、最もメジャーな資格は、公認心理師と臨床心理士です。両方の資格を取得しているカウンセラーもいます。

公認心理師:

国家資格。資格受験には、4年制大学において指定された科目の履修が必須。
保健医療、福祉、教育その他の分野において、専門的知識及び技術をもって、心理に関する支援を要する者やその関係者に対し、その心理に関する相談に応じ、助言、指導その他の援助などを行う。

(参考)厚生労働省

臨床心理士:

日本臨床心理士資格認定協会が認定する民間資格。資格受験には、指定大学院もしくは臨床心理士を養成する専門職大学院の卒業が必須。
臨床心理学にもとづく知識や技術を用いて、人間の“こころ”の問題にアプローチする“心の専門家”。

(参考)日本臨床心理士資格認定協会

多くのカウンセリングサービスでは、所属するカウンセラーのプロフィールから、所有している資格などを確認することができるので、自分の悩みに対応してくれるカウンセラーを探してみましょう。

相性などもありますし、資格を持っていれば良い、というものではありませんが、多くのサービスが手軽に利用できるようになっている昨今、より信頼性の高いサービスを選びたい場合には、一つの指針になるでしょう。

おすすめのオンラインカウンセリングサービス3選

それでは、たくさんあるオンラインカウンセリングサービスの中から、3つのサービスを紹介したいと思います。

cotree

https://cotree.jp/

cotree(コトリー)は、2014年よりサービスを開始した、国内のカウンセリングプラットフォームの走りとも言えるオンラインカウンセリングサービス。現在、220名以上のカウンセラーが所属しています。

cotreeでは、「話す(ビデオもしくは電話)」「書く(テキストメッセージ)」2つのカウンセリング方法から選ぶことができます。無料のマッチング診断や、詳細な条件検索からカウンセラーを選択できる機能もわかりやすく、便利です。

また、嬉しいポイントは、24時間対応であること。夜中や明け方に、ふと不安になったり、落ち込みが激しくなってしまったりしたときも、当日最短で対応可能なカウンセラーを探してすぐに予約をすることができます。カウンセラーが多数所属している大規模なサービスだからこそ得られる利点と言えます。

こちらの運営会社では、アセスメントコーチングのサービスも展開しているので、カウンセリングよりもコーチングが合いそうという方は、こちらも見てみるとよいでしょう。

うららか相談室

https://www.uraraka-soudan.com/

うららか相談室も、300名以上のカウンセラーが所属する大規模なカウンセリングプラットフォームです。

相談方法は、ビデオ、電話、メッセージ、対面の4つから選ぶことができます。オンラインカウンセリングサービスでありながら、対面のカウンセリングに対応しているのは魅力の一つです。ビデオと対面に対応しているカウンセラーを探し、最初はオンラインで試して、相性が合いそうであれば対面でもお願いする、ということもできますね。

また、カウンセラーの検索では、一般的な公認心理師と臨床心理士などだけでなく、キャリアカウンセラー、医師、精神科医、産業医、保育士、小学校教諭などでフィルタリングできるのもポイントです。悩みの種は、仕事や働き方であったり、人間関係であったり、子どもや家族についてなどさまざま考えられますので、具体的なトピックがある場合には上記のようなカウンセラーの肩書から探してみるのもよいでしょう。

マイシェルパ

https://my-sherpa.jp/

マイシェルパは、精神科専門医が運営しているサービスです。カウンセラーすべては精神科医というわけではありませんが、医学的根拠に基づいたカウンセリングを受けたい方には最もフィットするオンラインカウンセリングサービスではないでしょうか。

マイシェルパは、ビデオでのオンライン相談を提供しています。

カウンセラーは、プロフィールから選ぶこともできますし、性別でおまかせもできるほか、10分の無料相談で運営事務局があなたにあったカウンセラーを紹介してくれるというサポートもあります。これは、規模が小さく、管理が行き届いているからこそ行えるサポートと言えるかもしれません。

また、WEBサイト内に、マイシェルパ代表の精神科医が解説した記事がアップされているので、参考にしてみてもよいでしょう。

「テレワークがつらい…」モヤモヤを溜め込まずに、相談してみましょう

テレワークという働き方が当たり前になりつつある昨今。心の不調や「なんだかつらい」というモヤモヤを抱えている人も増えています。

時代に合わせて、「出社が当たり前」の働き方から「テレワーク推奨」に変わってきたように、カウンセリングも形を変え、オンラインで気軽に受けられるものになっています。欧米などでは、カウンセリングを受けることはとても身近で生活の一部であると考える文化もあるようですが、日本においても自分の心と向き合うことがより身近なことになっていくとよいのではと思います。

「テレワーク、実はつらい…」と一度でも感じたことがあれば、オンラインカウンセリングを試してみてはいかがでしょうか。