テレワークに切り替わったことで、使用する機会が増えたチャットツール。
メールと違って短文で送れるし、対面と違って余計なことを喋らずに情報伝達ができるので、これはすごく便利です!
でも気軽に使いすぎて、嫌がられるケースだって、もちろんあります。この記事では、チャットツールを使う際に、注意したいことを見ていきましょう。

チャットの場合、用件のみだと冷たそう

チャットは相手の表情が見えないので、感情が読み取りづらく、用件のみの文章だと冷淡に見えて、高圧的な印象を与えることも。チャットで呼びかけるときは、まず「おつかれさまです」と、頭につけましょう。
相手との関係性にもよりますが、表情が見えない分、絵文字使用も「あり」。
ビジネスに絵文字はためらわれるかもしれませんが、ビジネスが円滑に進むなら、それが一番じゃないですか。

一斉連絡チャットには、いいね!ボタンで意思表示を

グループメンバーに一斉連絡チャットも来ることがあります。疑問もないし、返事をする必要がない場合、「読んだし、まあ、リアクションしなくて、いっか」と思っちゃいますよね。
その結果、メンバー全員、反応なし……。
これだと連絡した方は、確認したのか、していないのか、心配になります。
ツールにもよりますが、いいね!ボタンのように、1クリックで意思表示できるボタンがついているものも多いので、これを利用して「確認したら、いいね!をクリック」と事前にルール化しておくと良いでしょう。
「いいね!」などの反応があると、なんだかポジティブな空気も、広がりますよね。

終業時刻間際のチャットは、返答期限を添えて

終業時刻間際になって、「あ。いま、伝えないと、忘れそうだな」と、急に思い付くことってありますよね。そんなとき、「でも、この時間だしな」と、チャットで連絡するの、ためらわれます。
相手のことを思いやれるのは良いことですが、それで伝達を忘れてしまったら、元も子もありません。
そんなときは、用件を伝えたあとに「返答、明日でも良いので」と、添えると角が立ちません!

チャットで質問するときは、ちゃんと調べてから

「なんでも聞かず、まず調べて!」と、新入社員時代に、よく先輩に言われませんでしたか?
そんなこと分かってるよ、と思うかもしれませんが、チャットツールになると急にこれが、出来なくなるひとがいます。
オフィスで顔を付き合わせていた時は、
(1)んー、ここ、よく分からない。
(2)あいつ、いま忙しそうだな。ちょっと調べるか。
(3)なんだ、こんな簡単なことだったんだ。
となるのに、テレワークだと相手の状況が見えないから、気軽にチャットに打ち込んでしまう。
もちろんその人にしか分からない、専門的なものなら別ですが、その質問、本当に必要ですか?
分からないことがあっても、いちど同僚の忙しそうな顔を思い浮かべてよく考えましょう。

チャットの返事の放置はよくない

では、逆に質問を受ける側のひと。あなたに質問が集中するのは、仕事ができるからで、皆、頼ってるんです。
「そんなに甘えんな!」と思うかもしれません。でも「既読スルー」は、いけません。
メールの場合、明日返信すればいいか、くらいの感覚もあります。
でもチャットでその感覚は、結構つらい。なぜなら、チャットは、「オフィスで行われていた会話の代わり」だからです。
オフィスなら面と向かって「あの、聞きたいことが……」と言われて、無視するひとはいないでしょう?
忙しい場合は、せめて忙しさの意思表示を、しましょう。

テレワークに関しては、みんなが新入社員

社会状況が変わって、なんの準備もなくテレワークが始まったというひとも、多くいると思います。
でも、テレワークに関しては、みんなが1年目。
若手はデジタルネイティブだからこそ気づくことがあれば積極的に意見を出して、ベテランは長くやってるからととふんぞり返らず謙虚にそれを聞く。
そんな感じで、気持ちよくお仕事したいですよね!