テレワークをする上で大切なのが、環境選び。コワーキングスペースやカフェ、図書館に、サテライトオフィスなど、テレワークと一言で言っても様々な選択肢がありますが、感染症対策という観点からも、自宅でテレワークをされている方は多いのではないでしょうか。オフィスへの出社義務も緩和(もしくは出社自体が制限)され、これを機に住環境を見直す方も増えて来ているようです。

今回は、新たな住環境を探し中のテレワーカーのみなさんへ、物件選びのポイントをご紹介したいと思います。

テレワークの物件選び、利便性だけで大丈夫?

在宅でのテレワークが可能で外出機会が減ってきているとはいえ、やはり都心への交通や近隣のコンビニやスーパーへのアクセスを気にされる方はたくさんいらっしゃるでしょう。

また、デスクスペースが十分にとれレイアウトが変更可能な間取り、採光が優れ日中に太陽光が入る窓、ゆっくりと疲れを癒すための浴室は必須!など、それぞれで大事にされる条件もあると思います。

しかし、何と言ってもテレワーカーの大きな宿敵はストレス。

ほとんどのテレワーカーはオンラインをベースにし、仕事に当たられていることでしょう。常にパソコンやスマートフォンの画面と睨めっこし、心身共にストレスを溜め込んでしまいがちです。

だからこそ、「ストレス対策」を物件選びの条件として、ぜひ重視してみていただきたいのです。

意外と簡単だった?テレワーク中のストレス対策

「ストレス対策」といっても、どんな条件であればいいの?と思われるかも知れません。

その答えは、「森林」です。

自然豊かな環境であれば確かにストレス軽減に繋がりそうなイメージはあるけれど、本当に効果があるのか疑問に思われる方もいるでしょう。私自身も、感覚的には「そりゃあ、自然が近くにあれば、気分転換にはなるだろうな」くらい捉えていました。

しかし昨今、「森林浴」は海外でも注目を集め、そのストレス軽減効果が科学的に証明されつつあるのです。

2017年に発行された『NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる 最新科学でわかった創造性と幸福感の高め方』( フローレンス・ウィリアムズ著)では、自然が人間に与えてくれる驚くべき効果が紹介されています。

・自然の中で15分過ごせば血圧とストレスが低下する
・45分過ごせば認知機能や活力、熟考する力が増す
・さらに3日過ごせば創造性が50%向上する

まさに私たちが求めているストレス対策が、たった15分自然の中で過ごすことで叶ってしまうことが実証されているのです。

また、日本の筑波大と森林総合研究所(つくば市)の研究チームからも、「森林散策や緑地散歩に「週1回以上」行くと答えた人は、「ほとんど行かない」と答えた人に比べ、ストレスの対処力が約2~3倍高かった。「月1~3回」の人でも、約2倍高かったという」(出典:読売新聞 森林浴で「ストレス対処力」アップ、月1~3回でも2倍に…筑波大などが発表)という研究結果が発表されています。

気軽に自然に触れられる、テレワーカーおすすめ物件

「森林浴」というと、広大な森をイメージされるかも知れませんが、わざわざ郊外まで何時間もかけて行ったり、地方への移住を検討しなくても、自然に触れ、森林力をすることはできます。

例えば、東京都内には、代々木公園、上野公園、新宿御苑、明治神宮などメジャーな大公園のほか、23区内唯一の渓谷と言われる等々力渓谷、林試の森公園といった森林公園なども多数あります。

テレワーカーでも、自然環境へのアクセスが良好な物件をご紹介しています(すでに満室の場合がございます、空室状況をお確かめください)。

等々力渓谷周辺の物件
コンポジット等々力(2021年1月築、無料wifi完備、等々力渓谷まで徒歩10分)

林試の森公園周辺の物件
ZOOM目黒不動前(ペット可、セキュリティ万全、林試の森公園まで徒歩7分)
ルクレ目黒不動前(おしゃれなデザイナーズ物件、駅近、林試の森公園まで徒歩13分)
トーシンフェニックス下目黒(ネット無料、2口ガスコンロ付き、林試の森公園まで徒歩12分)

テレワーカーのお部屋探しに、新しいポイントを

いかがでしたか?日々パソコンに向き合うストレスフルな状況であっても、たったの15分自然に触れるだけでストレスも血圧も低下するということを、科学が証明してくれています。

テレワークで利用するお部屋探しの際には、駅などへのアクセスといった利便性だけではなく、以前に尋ねたことがある公園や、お気に入りの自然スポットの近くで新しい住居環境を探すという選択をしてみてはいかがでしょうか?