テレワークは、コロナ禍によって認知度が高まった働き方です。なかには「このままテレワークで働き続けたい」「テレワークとオフィスのハイブリッドで働きたい」など、それぞれの思いや考えを抱いていることでしょう。こちらの記事では、コロナ禍から2年を経過した2022年、テレワークにおける課題点と、私たちが今後取り組むことについて触れていきましょう。

模索はまだ続く?コロナ禍から2年経過、テレワークの課題とは?

コロナ禍から2年経過した、2022年。
ワクチン接種が進んでも、新種のウイルスが流行っていることもあり、しばらくはマスクを着用する日々が続くといわれています。今、テレワークにおいて課題(=ハードル)となっているのは、主に次の3つです。

企業によってテレワーク導入の温度差がある

コロナ禍において、従業員の健康に配慮してテレワーク導入に積極的な企業もあれば、感染が拡大しても出社を推奨する企業(※ここでは接客業を除く)…など、さまざまなケースが見られます。特に後者の場合、「パソコン1台あれば、自宅でも作業ができるのに、どうして出社しなければならないのか」という思いを抱く人も少なからずいるようです。つまり、テレワークの取り組みは、企業によって温度差があるというわけです。

従業員の評価基準がしにくい

企業や組織のテレワーク率が高い場合、上長や管理職といったマネージメント層が悩むのが、部下の評価基準です。オフィスで一緒に仕事をしていたメンバーであれば、そのメンバーの様子がオンラインでもある程度把握できるでしょう。一方で、面識が少ないというメンバーを評価する場合(※主にコロナ後に参画したメンバー)、人物像がよくわからないので、評価に関しても人間性よりも仕事や質や量を軸にジャッジする傾向です。リアルで対面が難しいという理由で、正当な評価が難しいともいわれています。

オンライン上でのコミュニケーションで齟齬が起きやすい

テレワークの主なコミュニケーションツールは、Web会議もしくはチャット(※ChatworkやSlackなど)です。特にチャットツールに関しては、文字の情報だけで伝えたいことを100%伝えるということが難しい場合があり、相手が間違って解釈するケースもよくある話。状況によっては、対面で話しながら進める方が効率良いということもあります。

理想のテレワークを叶えるための心構え

テレワークは、都会にいても地方にいても自宅で仕事ができる点が魅力の1つです。ほかにも、テレワークだと、子育てや趣味などと両立しやすいという声も挙がっています。おそらく、今、テレワークに取り組んでいる方は、これからもテレワークを続けたいという思いを抱いている方も多いかもしれません。

こちらの章では、テレワーク中の方と、これからテレワークに切り替えたいという方が、理想の働き方を叶えるためのポイントを紹介します。