自宅にテレワーク専用のスペースを作っても、散らかっている空間、または一目でモノが詰め込まれた感じが漂う空間だと集中力も欠け、少なからず生産力に影響を及ぼします。やはり、テレワーク専用のスペースには、あまりモノを置かず余白を程良く入れることが最適といえるかもしれません。

こちらの記事では、テレワークスペースにおける余白の取り方のポイントにフォーカスして解説していきましょう。

部屋に「余白」がないとは、どんなこと?

部屋に「余白」がないというのは、部屋のいたるところにあれこれモノを置いてしまい、散らかしてしまうことを指します。このような環境で仕事や勉強をすると、視野に入ってくるものが多いので、人によっては、集中力がダウンすることも。肝心の生産性が上がらないというケースもあるかもしれません。テレワークにも何らかの影響をきたします。

テレワークスペースに「余白が少ない=散乱してしまう」原因とは

テレワークを行うスペースが散らかる原因は、主に以下の3つです。

◆掃除する習慣が身についていない
◆プライベートや仕事で不要になったものを、長い間置いておく
◆モノの定位置をあまり決めていない

この3つのなかで1つでも当てはまることがある場合、注意が必要かもしれません。

テレワークスペースに「余白」を取る方法とは

テレワークに集中して、生産性をよりアップさせたいなら、次のことを実践していきましょう。

①デスク周りを整理する
テレワークスペースのデスク周りに余白があるかないかは、最初にチェックしておきたいことです。もし、本や筆記用具が片付けられていなかったり、ゴミが捨てられていなかったりなどのことがあったら、その部分をきちんと片付けていきましょう。

また、デスク周りには複数の電源コードがありますので、それらも結束バンドでまとめておくと余白が増え、スッキリします。

②部屋の不要なモノを断捨離する
デスク周りの整理が終わったら、フローリングやじゅうたん、壁などにある、不要なモノを断捨離していきましょう。読まなくなった本や雑誌、古い資料などがあれば、「今後、本当に必要かどうか」を再考することをおすすめします。思い切って断捨離することは、心の整理になるでしょう。

③家具のレイアウトを変更する、必要に応じて購入する
部屋の間取りに余裕がある場合、家具のレイアウトを変更すると、新たな「余白」が生まれるかもしれません。例えば、デスクやキャビネットの向きを変えると、今まで以上にスッキリした落ち着いた空間になることもあります。メジャーを活用しながら、家具のレイアウトを確認しましょう。

また、家具のレイアウトの変更だけでなく、必要に応じてテレワーク向けのデスクも購入し、「余白」のある空間を演出することもできます。

間取りとコストを考えながら、テレワークスペースに「余白」を生み出す家具のアレンジしてみてださいね。

参考までにおすすめの関連図書はこちらです。

【参考図書】
集中できないのは、部屋のせい。 東大卒「収納コンサルタント」が開発! 科学的片づけメソッド37

こちらの著書は、2020年12月に発売されました。本文中には、片付けのテクニックだけでなく、「作業の集中力を高めること」にフォーカスしています。テレワークなどで日々忙しい方向けに、手間暇かけず、最短ルートで片付けるノウハウを掲載。メソッドについては、科学的根拠を伴っており、読者にも納得できる内容です。また、部屋をキレイにしたけど、再び散らかるといった、いわゆる「リバウンド」の回避について触れています。

単行本と電子書籍の2つのコンテンツから購入できるので、チェックしてみて下さいね。

テレワークスペースの「余白」を保ち続ける方法について

テレワークのスペースがキレイになると、快適な空間を手に入れられます。ただ、この後に元通りの「余白」のない空間に戻ってしまうと、本末転倒です。

それを回避するおすすめの方法として、次の2つがあるので、参考にしてみて下さいね。

◆差し支えなければSNSにキレイな空間を適宜アップする
◆スマートフォンのカレンダーアプリにキレイにする日を設定する(※リマインドも設定)

テレワークスペースで生産性をアップのカギは、仕事部屋の「余白」を見直すこと

今回は、テレワークでもスッキリしたスペース、余白の取り方について解説しました。仕事の生産性が上がらないという場合、ご自身のテレワークのスペースが散らかっていないかをチェックしましょう。生産性が上がらない原因が見つかるかもしれません。

仕事部屋が散らかっているようなら、「余白」ができる空間にできるよう、デスク周りをスッキリできるよう心がけましょう。