テレワークの普及により、突然自宅での仕事を言い渡され、ワークスペースの確保に困っている人もいるのではないでしょうか。そんな理由もあってか、ここのところリノベーションの需要が伸びてきています。

今回は、リノベーションと、実際のリノベーション事例についてご紹介します。

テレワークで需要が伸びたリノベーションとは

<リノベーションとリフォームの違い>

よく似ていますが、実はリノベーションとリフォームでは全く意味が違います。

リノベーションは、既存の建物に対して新しい設備等を追加して建物に新たな価値を与えることをいいます。具体例でいうと、新たに仕切りの壁を設置してワークスペースを確保したり、壁紙を張り替えておしゃれな空間にしたりなどが該当します。
一方、リフォームは老朽化して使用しにくくなったところを新しいもので置き換えたりして新築のような状態にすることをいいます。具体例でいうと、壊れたトイレを新品に交換する、老朽化した窓を新しいものに入れ替えるなどが該当します。

テレワークの普及で需要が伸びているのは、老朽化した部分を新しくするリフォームではなく、既存の建物に対して新たに付加価値を与えるリノベーションの方です。

<「ワークスペースの確保」がテレワークを快適にするポイント!>

テレワーク中の大きな課題の一つが「仕事とプライベートの切り替えにくさ」です。この課題を解消するためには、快適なワークスペースを確保するのがポイントです。とはいえ、賃貸物件にお住いの場合と持ち家にお住いの場合とでは、リノベーションできる範囲に差がある点は注意が必要です。賃貸物件にお住いの場合は、管理会社や大家さんに、どこまでリノベーションが可能かを事前に確認を取ってから手を加えるようにしましょう。

一方、賃貸と違って持ち家の場合は、自由に手を加えることができます。今後もテレワークが続く見込みの方は、快適なワークスペース作りのためにリノベーションすることをおすすめします!

テレワークを快適にするリノベーション例

ここからは、実際のリノベーション例を3パターンに分けてご紹介します。賃貸にお住いの方でも参考にできる事例がありますので、是非チェックしてみてください。

一つ目は、テレワーク中のよくある悩み「テレワークに適した机がない」を解決するためのリノベーション例です。

突然テレワークを言い渡された方の中には、そもそも机を置くスペースもないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方には、ちょっとした隙間空間を活用してプチリノベーションをするのがおすすめです。

リノベーション会社が公開している事例に、隙間空間に造作の棚を設置してワークスペースを確保したというものがあります。この程度のリノベーションであれば、ちょっとしたスペースで簡単にワークスペースの確保ができます。また、デスク代わりにする棚の上にもをいくつか同様の棚を設置することによって、仕事用品を近くに置いておけるのも良いですよね。

二つ目は、せっかくのテレワークだから家族との時間も大事にしたい、仕事中も子どもから目を離せない、という方におすすめのリノベーション例です。

リビングの一角にあるカウンターを利用して、ワークスペースを確保するという施行事例など、リビングをよりテレワークx育児に適した形にリノベーションするようなものがよくあります。リビングの中に設置する形になっているため、子どもたちの様子を見ながら仕事をすることも十分に可能です。

他にも、リビングに隣接していた個室をリビングダイニングに一体化させてから、バルコニーに面した部分をワークスペースとして、程よく仕切りの壁を設置したという例もあります。明るく開放的な空間で、すっきりした気持ちで仕事にとりかかれそうですよね。

最後にご紹介するのは、一人でしっかり集中したい方におすすめのリノベーション例です。
テレワークをしていると家族の生活音が気になってしまったり、周りにあるものが視界に入ってしまって集中が途切れたりするという方もいらっしゃると思います。

そんな方におすすめなのが、個室型ワークスペースの確保です。よくあるリノベーションケースとしては、リビングを間仕切りで区切ってワークスペースを確保するものです。個室になっているため、家族の生活音が気になることもありませんし、仕事に必要なものだけを持ち込むことができます。

部屋を分割する方法としては、間仕切り壁やドア、パネル、ロールスクリーン、パーテーションなどがあります。仕切り方によって防音性にも違いが出てくるため、検討の際にはよく相談して決定するのが良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでたか?

今回は、テレワークの方におすすめなリノベーション例についてご紹介しました。

今後もテレワークでの勤務が想定される方は、今一度ご自宅でのテレワーク環境を見直してみてはいかがでしょうか。