テレワークの問題点

テレワークの問題点のひとつにコミュニケーション不足があります。
コミュニケーション不足は、単に上司や同僚との意思疎通の不足だけでなく、現在の仕事の進捗具合や、将来に向けての課題を把握しにくいデメリットがあります。

オフィスに出社していれば、お互いの行動が見えるため、今どういう仕事をしているかが分かりますし、気軽に声をかけプロセスの確認ができます。
テレワークですと、上司が部下の進捗を把握しにくいだけでなく、気軽に相談しにくいので仕事の優先順位がつけられず無駄な時間を過ごしてしまうこともあります。

将来の目標についても同様で、以前なら定期面談以外でも日常会話の中で、資格の取得や昇進に必要な業績など、将来に向けて今やるべきことに意識を向けることができましたが、自宅ですと中長期の目標に意識を向けにくいです。

テレワークだからこそ仕事の見える化

慣れている仕事だと、頭の中ですべきことが分かるので今さら業務をひとつひとつ書き出すのは一見無駄に思えるかもしれません。
しかし、やるべきことを書き出して、それを眺めるだけで回答に時間がかかりそうな案件、同時並行でやるべき案件などが分かり頭の中が整理されます。

業務を箇条書きにしてタスク管理をするのもいいですが、さらにその上を目指せるのが目標達成シートなのです。
箇条書きと目標達成シートの違いは、タスクだけを書くと目の前のやることを消去していくイメージですが、目標達成シートは、そのタスクを自分にとって何のためにやるのかを再確認できるという違いがあります。

テレワークで目標達成シートを使うメリット

目標達成シートはマンダラシートとも言われ、9×9のマスを作り、中央に自分の成し遂げたい目標を書き入れます。
大谷さんは高校時代に、この中央に8球団からドラフト1位指名と書き込んでいます。

次に中央から離れた8マスに成し遂げたいことを達成するために必要な8つの要素を書きます。
大谷さんは、体づくり、コントロール、キレ、メンタル、人間性、運、変化球、スピード160km/hと書き入れています。

最後に8つの要素を得るために必要な8つの行動目標を書きます。
大谷さんは体のケア、一喜一憂しない、力まない、計画性、感性、下肢の強化などを記入しています。

中央のマスに、自分の成し遂げたい目標をどう書くかで仕事への取り組み方や日常生活の過ごし方が変わるかもしれません。

参考になる日本ハムファイターズのプレゼン

大谷翔平さんは、高校卒業後すぐに大リーグに挑戦することを名言していましたので、誰もが日本球界に入るとは思っていませんでした。
しかし、大谷さんは日本ハムファイターズに入団を決めます。
そこには北海道日本ハムファイターズの素晴らしいプレゼンがあったのです。

日本ハムファイターズは大谷さんの地元である岩手県に何度も足を運んだだけではありません。
プレゼン資料に、日本球界と大リーグの比較、実際に大リーグに行った日本人の実績、他競技で海外で活躍した日本人選手の実例を取り上げました。
そこで日本国内で技術の確立、一人の人間として確立をしたうえで、大リーグへ移籍した方が望ましい事が書かれていました。
その資料や球団関係者の真摯な姿勢から日本球団でキャリアをスタートさせる決断をさせたのでした。

目標達成シートは、その人の目先の目標ではなく、生涯かけて達成したいことに対して、今、何が出来るかが書かれています。
日本ハムファイターズのプレゼンは、目標達成シートの中央の成し遂げたいことに対して、今できることを提示しらからこそ、大谷さんの心を変えたのです。
その視点で仕事を見直したとき、商談先へのプレゼン資料、部下や同僚への指示の出し方も変化してくるかもしれません。

日々現場で仕事をされている方々からすれば、キレイごとに感じるかもしれませんが、その人の本当の思いを実現するサポートが提示できたとき、お客さまの心が動かせるのかもしれません。

参照:https://mtame.jp/column/Ohtani_Shohei/

テレワークの目標達成シートはどう作る?

では、どうやって目標達成シートを作ればいいでしょうか。少し大きめの紙にマスを書いて記入するのもいいですが、日々業務に追われるテレワーカーには、面倒な作業なしで目標達成シートがおすすめです。
すでにあるマス目に入力するだけですし、すぐに訂正、入力し直せます。

これを記入することによって、自分の業務の把握と展望はもちろん、部下を持つ方であればチーム全体の課題や解決方法も見出せるかもしれません。

大谷さんのような大きな業績を残すのは至難の業ですが、自分の目標に対して、今できることを可視化することで課題解決力が身に付き、知らないうちに自分の希望が叶っているかもしれません。

運を味方にする秘訣

大谷さんは、成し遂げたい目標を達成するための8要素の一つに「運」を書いていました。
「運」をつけるための行動要素として、あいさつ、道具を大切に使う、プラス思考、ゴミを拾う、本を読む、審判さんへの態度、部屋そうじ、応援される人間になる、と書いています。

どれも当たり前のことですが、毎日当たり前にすることが難しいことです。
当たり前のことを馬鹿にせず、ちゃんとやり続けることが運を味方にし成功出来たのでしょう。

自己管理が必要なテレワーカーにとっても、日々の業務が、自分にとって何にためにしているのかを分かって取り組むか、ただ漠然に取り組むかで数年後に大きな違いが出るのかもしれません。
テレワークを上手に使って、自分らしい働き方をしていきたいですね。