新型コロナウイルスが流行し始めてから1年以上が経過し、テレワークが日常的になっている方も少なくないと思います。テレワークを長く続けていると、デスクやチェアなど毎日使用するものにこだわり、なるべく体への負担は少なくしたいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実はここ最近、テレワークの普及につれて昇降デスクの人気が上昇してきています。今回は、昇降デスクのメリット・デメリットと人気の理由についてご説明いたします。

昇降デスク(スタンディングデスク)とは?

<昇降デスク・スタンディングデスクとは>
スタンディングデスクとは、立ち作業に適した高さのデスクのことを指します。
スタンディングデスクの中には、高さが変えられない固定式のものと可変式のものがあり、後者を「昇降デスク」と呼びます。

「昇降デスク」の場合、高さを変えれば立った状態でのスタンディングワークに加えて、座って作業をする場合にも使えるのが便利です。

<座りっぱなしは健康に悪い?>
ご存知の方も多いと思いますが、座りすぎは心身ともに悪影響を及ぼします。

テレワークで座っている時間が増え、腰痛や肩こりを頻繁に感じるようになったり、なんとなく気分が落ち込みがちになっている方は要注意!ずっと座ったままで仕事をするのではなく、適度な運動を取り入れることで生活習慣病を予防したり、肩こり・腰痛の改善に繋がったりとさまざまなメリットがあります。

とはいえ、「日中は家で仕事をしないといけないし・・・」という方におすすめなのが昇降デスクを使用してのスタンディングワークです。

テレワークで昇降デスクを利用するメリット・デメリット

■メリット
昇降デスクを使うことでさまざまなメリットがあります。

<腰痛・肩こりの予防>

長時間座ったままで作業をすると、腰や背中への負担が大きくなってしまいます。スタンディングデスクを活用して、座位と立位を交互に取り入れることで体への負担を少なくすることができます。

2時間以上立ったままの姿勢でいると今度は足への負担が大きくなってしまいますので、1時間程度で姿勢を変えるのがおすすめです。

<運動不足の改善>
立ち姿勢で仕事をしていると、自然と足腰が鍛えられます。また、立ったり座ったりを繰り返していると血流がよくなり、足のむくみ改善にも繋がります。

スタンディングワークを取り入れ、適度に体を動かすことで気持ちの面でも気分転換になり、スッキリした気持ちで業務に取り組むことができます。

<集中力・創造性の向上>
同じ体勢のまま仕事を続けていると、気分的に退屈してしまうこともあると思います。また、座った体勢でパソコン作業をするとどうしても前傾姿勢になります。前傾姿勢になると気持ちが落ち込みやすいという調査結果もあり、あまり好ましくありません。

スタンディングワークを取り入れることで、座っている時とは違った景色を見ながら作業をしたり、まっすぐな姿勢になったりすることで、気持ちが前向きになり、集中力のアップが期待できます。

さらに、姿勢の変更は気分転換にもなり、新しいアイディアを思いつくなどの創造性の向上にも繋がります。

<眠気対策>
周りと会話しながら作業ができるオフィスとは違い、テレワークで黙々と作業をしていると眠くなってしまうことがありますよね。特に、昼食をとったあとの時間は強い眠気に襲われることもあると思います。

スタンディングデスクを活用して立ち姿勢で仕事をすると、適度な緊張感を生み出すため眠気を軽減することができます。午前中は座って作業をし、昼食後は立って作業をするなど、自分に合った勤務スタイルを確立するのがおすすめです。

■デメリット
運動不足の改善や、眠気対策などメリットの多い昇降デスクですが、デメリットも存在します。

<高価である>
昇降デスクは、その機能性から一般的なデスクよりも価格が高い傾向にあります。その価格帯は、7,000円程度〜数万円するものまであります。

少々高いと感じるかもしれませんが、昇降デスクの導入によって健康的に働くことができ、さらに生産性も上がるのであれば、長期的な視点で考えるとかなりお得な買い物かもしれません。とはいえ安い買い物ではないので、購入の際には自分の身長に合った高さのものを購入する点には気をつけましょう。

<配線・ケーブルが邪魔になりがち>
デスクの高さを変更する際には、デスク周りにある配線やケーブルの長さや位置も考慮しなければなりません。

「せっかく昇降デスクを設置したのにデスク周りがごちゃごちゃしてしまった!」というような事態を避けるためにも、昇降デスク導入の際には高さを変えた時の周りの環境も考慮するようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?
今回は昇降デスクのメリット・デメリットについてご紹介しました。

導入費用はかかってしまいますが、デスクを変更するだけでたくさんのメリットが期待できます。テレワークで運動不足がちだなと感じる方や、テレワークでの作業効率をアップさせたい方はぜひ検討してみてくださいね!