テレワークには、主に2つのパターンがあります。1つ目は企業と契約している雇用型、2つ目はどこにも属さないフリーランスの自営型です。あらゆるワークスタイルでテレワークが実現できる昨今。おそらくいずれは自営型としてテレワークをしたいという人も少なからずいることでしょう。こちらの記事では、自営型のテレワークで働きたい人向けの、知っておきたいポイントを紹介します。

自営型テレワークの働き方について

自営型テレワークとは、いち個人事業主として企業からの仕事を引き受け、自宅またはコワーキングスペースといった場所で仕事を進めるスタイルです。パソコンがあり、Wi-Fiがつながっていれば都会でも地方、そして海外でも仕事ができるのが、自営型テレワークの魅力です。出産育児や親の介護など、ライフステージが変わっても、仕事の実績があり、クライアントとのつながりが保たれていれば、途切れることもなく仕事することも可能です。

また、自営型テレワーカーは、企業(組織)に属していないので、雇用保険の被保険者には該当しません。国民年金と国民健康保険への加入は必須です。ほかにも仕事上で必要になった備品などは自分で経費管理を行い、確定申告も自分で対応する流れ(※後述に詳細を記載)となります。

近年、フリーランスの「自分らしい働き方」が雑誌やWebなどでクローズアップされている影響もあってか、自営型テレワークは「自由きまま」なイメージがあるかもしれません。その一方で、案件の獲得から進行管理など、最初から最後まですべて自分で管理や対応しなくてはならないので、タスクが多いのが特徴といえるでしょう。

自営型テレワークを希望、事前に知っておきたいこと

こちらの章では、これから自営型テレワークを始めるときに知っておきたいポイントについて解説していきましょう。