理想の姿勢とは

人の体の中で、頭や手って、実は意外と重いのだそうです。
体重50Kgの人の場合、頭が約5Kg(体重の7%〜10%)、腕(片腕)は3.5Kg(体重の6.5%)もあるそうです。
本来、頭は、背骨で支えると負担が少ないのだとか。
姿勢が大切だと言われるのは、支えるべき箇所で支える必要があるためなのです。
こんなに重い頭が首に与える負担は、相当なものです。
スマートフォンやPCの画面に見入ると首で支えがちになり、ストレートネックが問題になっていますね。
体型にあった正しい椅子選びが、どれだけ体にとって大切なのかがわかりますね。
長時間、負担なく座れたら、集中して仕事も捗ることでしょう。

座った時の理想的な姿勢は、背骨が緩やかにS字を描いていること。
座った時に、骨盤よりも膝が高くなること。
背もたれまでぴったりとつくこと。
肘は90度でひじ掛けにつき、足は床についていること。

こんな座り方は要注意!!
背もたれにもたれかかって浅く座ると、骨盤が前傾してしまい、負担になります。
また、前屈みになって座るのは、首や肩を圧迫し、腰痛のみならず、凝りの元となってしまいます。
足の裏が床についているかどうかも、チェックポイントです。
もしも高めの椅子に長時間座った場合、太腿の裏が圧迫されてむくみやすくなります。
机とのバランスを考えて、椅子の高さも調節することもお忘れなく。

1〜2時間ほど座って作業をした後は、一度椅子から離れて体を動かすのが良いでしょう。

・背もたれ
ロッキング機能は、背中を反らせて伸びをした時にフィットして倒れるので、座ったまま上半身のストレッチをすることができます。
リクライニング機能は、姿勢に合わせて背もたれの角度を固定する機能です。
シンキングタイムや、休憩に仮眠したいという時も背もたれを倒して利用できます。
ゲーミングチェアのような大きな背もたれは、背中全体を預けられるのが利点です。

・座面
なんと言っても、座り心地は重要です。
座った時の第一印象が、大きな決定打になるのではないでしょうか。
座面の広さ、形、好みのクッション性などぜひ実際に座って試してみたいものです。
また、座面の角度が調節できると、むくみ防止にもなります。

・ひじ掛け
腕を机で支えるとなると、どうしても前かがみになりがちです。
前かがみになると肩甲骨が開き、肩に余計な力が入ってしまい、首がちぢこまってしまうことで、肩こりが生じてしまうのです。
自然な体勢で、肘掛に腕を乗せられたら、首肩まわりの緊張が軽減されます。
肘の高さに調節できる肘掛けがあると、楽に体重を預けることができます。

・高さ・足回り
お気に入りの椅子選びについて聞くと、「椅子の座り心地よりも、机と椅子のバランスで心地よい姿勢が保てることが最重要事項」とおっしゃる方もいらっしゃいました。
まさしく、その通り!机と椅子の高さが合っていないと、姿勢が悪くなり、座り心地がよくないというのも、当然の話なのです。

差尺=(身長✖️0.55)÷3

差尺とは、机の天板と、椅子の座面の高さとの”差”です。
まずは、椅子に座って、床にぴったりと足の裏がつくところから、寸法を計り出します。
机の高さは、椅子に座ってから調整するのが望ましいのです。
これから購入予定の方は、机の高さを図るか、高さ調節が可能なものをも選択肢にいれてみてはいかがでしょう?

・腰当て
ランバーサポートと呼ばれる、腰をサポートするクッションがついている椅子もあります。
自分の腰の位置に高さを調節し、背骨をS字に保つようにするためのクッションです。
これがあるとホールド感があり、腰痛が心配な人には心強いです。

・素材・色・デザイン
背もたれがメッシュのものは、蒸れなくてよいと評判です。
色とりどりなファブリックや、皮素材など、デザインも様々です。
テレワークの大切な仲間といっても過言ではないワーキングチェア。
お部屋に置いて、モチベーションが上がる色やデザインであることも、選択肢の大切なポイントですよね!

・予算 
ワーキングチェアの価格も千差万別です。
予算はもちろん重要ですが、まずは座り心地や機能を重点に置いて選ぶことをお勧めします。
多機能なゲーミングチェアの方が、比較的リーズナブルなようです。
高額なワーキングキングチェアには、10年以上保証がついているものもあります。

さて、テレワーカー の皆様!こだわり抜いた逸品で、さらに健康で快適なホームオフィスを手に入れてくださいね!