先日、「プレゼンテーションのデザインはAIにお任せ?!Googleスライド活用術」という記事をアップしたのですが、今回は、Googleスプレッドシート編をご紹介します。

個人向けのGmailアカウントや、企業向けのGoogle Workspaceのアカウントで利用できるGoogleのサービスでは、さまざまなところでAIが導入されています。Googleスプレッドシートもその一つ。なんと、シート上の数字を読み取って、グラフを自動作成してくれるんです。AIは、使い込むほど学習し、精度を上げ、私たちがいままで時間をかけていた作業を担う強い味方になってくれます。

数字や表計算が苦手!という方にこそぜひ試してほしい、GoogleスプレッドシートのAI活用術をご紹介します。

苦手意識とおさらば!グラフ作成もAIにお任せ

データの集計や分析に用いる表計算シートですが、数字をまとめたあとに、いざグラフを作成したら完成!と思っていたのに、「想定していたようなグラフにならない…」「そもそも、どのように分析したらいいのかわからない」と、グラフの作成に思わぬ時間や手間を取られてしまったことはありませんか?

何度かこのような状況になると、「表計算やグラフ作成はちょっと…」と苦手意識を持って避けてしまう人も多くいると思います。

いままで、表計算ができるかどうかはひとつの大きなスキルの指標とされてきましたが、ちょっと事情が変わりつつあります。

手元にデータさえあれば、グラフ作成はAIがやってくれるので、苦手意識を持つ必要はなくなりますし、自身の仕事を効率化し、チームや会社にもより貢献できるようになります!

グラフ化したいデータを用意しましょう

AIでグラフを自動で作成するためには、元となるデータが必要です。

今回は、売上管理表として、東北・本社・中部・近畿・九州、各拠点の売上金額をまとめた表を例とします。

※ヒント※
Googleスプレッドシートは、Excel形式のデータをインポートすることもできます。Googleスプレッドシートのデータがなくても、Excelのデータからグラフ作成も可能です。

新しいGoogleスプレッドシートを開き、タイトル下の[ファイル]から[インポート]をクリック、パソコンからExcelファイルをアップロードして、簡単にインポートすることができます。

「データ探索」で簡単グラフ作成!

データが準備できたら、早速グラフを作成してみましょう。手順はとっても簡単。

画面右下にマウスのカーソルを持っていくと、[データ探索]というメニューが出てくるのでクリックします。

すると、即座にグラフの候補が!

表示された候補から、任意のものをダブルクリック、もしくはドラックすると、そのままグラフを挿入することができます。

※ヒント※
グラフを挿入する前に詳細を確認したい場合は、グラフ候補にカーソルを合わせたときに表示される[フルサイズで表示]をクリックしてプレビューにて確認することもできます。

また、データ探索の上部に表示される[その他]をクリックすると、より多くの候補が表示されます。

さくっと仕上げのアレンジ

候補から作成したグラフは、もちろん編集することも可能です。

グラフの上でダブルクリックすると、グラフの編集メニューが出てくるので、グラフのタイトルや項目の色の変更、縦軸と横軸の変更などを行い、グラフを仕上げましょう。

まとめ

GoogleのAI機能を使えば、もうグラフ作成で手間取ることはありません。いままで苦手意識があった方も、これを期にぜひチャレンジしてみてください。データの分析が楽しくなるかもしれませんよ