テレワークが当たり前にされる時代になり、会社に行くことも少なくなりました。
かく言う私もそんなテレワーカーの一人です。
会社に行かなければ仕事ができなかった少し前までが懐かしく感じるほど、今はテレワークを活用しています。
この記事も移動しながら書いています。格段に仕事の自由度が上がった感覚が嬉しいですよね。

そんなテレワーク時代に突入し、よく考えることがあります。
それは「あー、学生のうちにもっと勉強しとけばよかったなぁ、、、」ということです。
例えばExcelの知識やマーケティングの基礎知識、個人的には統計学なんかも、もっと早く知っていたらだいぶ仕事の効率も違っていたんだろうなと思うことがたくさんあります。

しかし嘆いていても時間は返ってきません、、そして幸運なことにテレワークが始まってからというもの、おうち時間が増えて勉強時間の捻出もしやすくなりました。
これは神からの「今が勉強のチャンス」という啓示かもしれません。
しかし、勉強を始めようと思うと気になるのが費用です。簿記や英会話、統計など、専門的な知識の習得にはお金がかかります。

そこで注目したいのが福利厚生や国の制度です。
こうした制度を活用することで、普通にするよりもおトクにスキルアップすることができるようです。
せっかくなら費用も節約できて、スキルアップもがっつりできたら最高ですよね。
例えばその結果収入が上がったり、作業効率が上がって自由な時間が増えたりするのであれば、それはスキルアップの費用を補って余りあるほどのプラスになるはずです。

今回はそんなスキルアップのお得な方法について調べてみました。

福利厚生でスキルアップ?

福利厚生は入社時の面談で説明されたような気がするけど、実際に使う場面はなかなかないなぁ、という方も多いと思います。
福利厚生と聞くと、会社の保養所を使ったり、冠婚葬祭でお金が受け取れたりというイメージが強いかもしれませんが、実は仕事のスキルアップにも使うことができるってご存知でしょうか?

会社によって内容は異なりますが、この制度を上手に利用すれば家計の無駄を減らしたり
スキルアップによって収入が上がったりと、実質的なメリットを享受することも可能です。
例えば会社がeラーニングのシステムと契約していると
ビジネスマナーや財務諸表など、様々な分野について好きな時間に好きなだけ講義を受けることができます。
会社のサービスをうまく使って学びを深めて行くのもオススメです。

国の制度を使ってスキルアップ

国の制度を使えば、簿記やプログラミングの資格取得に給付金がもらえたりもします。

これは厚生労働省の「教育訓練給付制度」という制度です。
3つのコースがあり、雇用保険に加入し、要件を満たした人なら誰でも制度を使って講義を受けることができます。

コースは以下の3つです。
◯一般教育訓練給付金
 PCや英会話など、幅広い講座に対応。
 受講費用の20%(上限10万円)を給付してもらうことができます。

◯特定一般教育訓練給付金
 介護や税理士、社労士などの講座に対応
 受講日の40%(上限20万円)を給付してもらえます。

◯専門実践教育訓練給付金
 看護師、美容師、データサイエンスなど専門的な講座に対応
 受講費の50%(上限120万円)を給付してもらえます。

ご覧の通り、専門的な分野になればなるほど給付割合も金額も大きくなっていきます。
例えば正規の値段の半額でデータサイエンティストになれる、なんて言われたら、とてもありがたいですよね。
他にも税理士の勉強をしたり、英会話のスキルを身につけてTOEICで高得点を狙ったりと、国の制度を使いながらお得にスキルアップを図ることが可能です。

このように、教育訓練給付制度は、費用負担を軽くしながら学び直しができるすごい制度です。
内閣府によると、学び直しで年収がアップするというデータもあるようです。
スキルアップは単なる趣味や資格取得のためだけではなく、収入という面にも跳ね返ってくる行為なのですね。

テレワークの今こそ学び直しを

福利厚生や国の制度(教育訓練給付制度)を使った学び直しについてまとめてみました。
学生の時よりも、社会に出てからの方が「学ぶ」という行為の大切さを思い知ることが多いように感じます。

そしてテレワークを行なっている今は、そんな「学ぶ」ための時間を作り出すのにうってつけのタイミングだと思います。
例えば今後テレワークが当たり前になっていったとしたら、早いうちにスキルアップをしていた人には経験値という優位性が出てくるでしょうし
万が一テレワークが廃止されて行くとしても、テレワーク中にスキルアップした人は、他の人が追いつけないようなスキルを持った人になっている、ということも考えられます。

テレワークが浸透し始め、自分一人で集中して勉強できる空間と時間を作りやすい今こそ、気になっていた分野や資格について学び直して見るのはいかがでしょうか?
そして学び直しの際には是非福利厚生や国の制度を活用して、おトクに賢くスキルアップしてみてください。