コロナ禍で生活がテレワークになったという方もいることでしょう。通勤時間がない分、自分時間ができるのがテレワークの魅力ですが、一方で、デジタルデバイスを常日頃から使っている層のなかには、時間の間隔が狂ってしまう「デジタル時差ボケ」という症状になるテレワーカーもいるそうです。
こちらの記事ではデジタル時差ボケにまつわる対処法を中心にお役立ちの情報について紹介していきましょう。
テレワークのデジタル時差ボケとは?
デジタル時差ボケとは、スマートフォンやタブレットといったデジタルデバイスを四六時中見つめると、体内時計が狂い、昼夜逆転を引き起こす症状のことです。そして、デジタルデバイスの画面に発せられるブルーライトは、目の奥まで届くエネルギーを放つ強い光であつため、睡眠ホルモンのメラトニンの分泌を抑え、脳が覚醒される特徴があります。そのため、デジタルデバイスの画面を長時間見続けると、睡眠を取るべき時間に眠れないといった症状になります。
参考
2人に1人がブルーライトによる時差ボケ状態、「デジタル時差ボケ」に陥っていることが判明|PR TIMES
デジタル時差ボケによる仕事や私生活の影響について
デジタル時差ボケになってしまうと少なからず仕事や私生活にも影響を及ぼします。こちらの症状では、仕事や私生活に関する主な影響についてピックアップしていきましょう。
昼間に眠気が差して、仕事に集中できない
質の良い睡眠を取っていないため、昼間の仕事に集中したくてもできないという現象が起きる可能性もあります。特にエンジニアや編集ライターなどの集中力が必要とされる仕事をする方は、仕事の生産性にも左右されるので要注意です。
疲労を感じることが多くなった
寝ても休んでも疲れを感じてしまうのは、夜の睡眠の質が良くないことが挙げられます。仕事に取り掛かろうとしてもスッキリしない、お昼ご飯を食べて休憩しても疲れが続く……ということを感じるかもしれません。
肩周りと首の凝りが強い
同じ体勢でデジタルデバイスを長時間使っている影響もあって、常日頃から肩周りや首の凝りが解消されないという声も実際に挙がっています。
デジタル時差ボケの対処法
デジタル時差ボケの対処については、自分でルールを決めるのがおすすめです。こちらの章では、今からでもできる対処法について紹介します。
プライベートでデジタルデバイスを使うときは時間のルールを決める
今のテレワークには、パソコンといったデジタルデバイスがないと成立しません。プライベートでゲームをしたり、電子書籍を読んだりするときは、没頭するのではなく、「1時間使ったら身体を休ませる」「基本、夜11時以降は使わない」といったルールを決めましょう。
寝ながらデジタルデバイスを使わない
デジタル時差ボケで多いのが、寝る体制でスマートフォンを使って、いつの間にか使い続けていることです。寝る体制でスマートフォンを操作しないよう、寝床から少し離れた位置にスマートフォンを置くなどの対処を取りましょう。
身体を動かす時間や頻度を決める
テレワークによって身体を動す機会が少なくなったテレワーカーも多いかもしれません。家の中でストレッチをしたり、雨が降っていなければ散歩したりいった、ルーティンとして日中に身体を動かす時間を設けると、夜の寝つきが良くなります。時間や頻度を決めて、身体を動かしましょう。
デジタル時差ボケを改善!おすすめのグッズとアプリ
デジタル時差ボケを何らかのツールを使って改善したい人もいるのではないでしょうか。
こちらの記事ではデジタル時差ボケの改善のおすすめツールをピックアップします。
グッズ/光療法ライト セラピーライト フルスペクトル(SMARUP)
セラピーライトフルスペクトルは、室内にいても自然光を浴びれるグッズです。自然光を選ぶことで、時差ボケや不眠症などのトラブルを緩和していきます。
商品情報
光療法ライト セラピーライト フルスペクトル(SMARUP)|Amazon
アプリ/Forest
Forestは、スマートフォン向けのアプリです、すぐスマホを触ってしまう人におすすめです。
自分で設定した時間内にスマートフォンに触らずに過ごせたら、植えた木の苗は立派な木に成長、逆にスマートフォンに触れると、葉っぱが枯れ木になるという仕組みとなっています。木の成長が楽しみになって、スマートフォンに触れなくなったというユーザーもいるそうです。
<アプリリンク先>
App Store
Google Play
デジタル時差ボケを改善するには、時間にメリハリをつけること
こちらの記事では、テレワーカー向けの生活が昼夜逆転するデジタル時差ボケについて触れていきました。睡眠の質が悪い、疲れが続くといったデジタル時差ボケの症状があると、仕事にも影響を及ぼします。この症状を改善するためには、プライベートでデジタルデバイスを使う時間を決めることです。仕事とプライベートのメリハリ(線引き)ができると、テレワークの生産性向上につなげることができるでしょう。