テレワーク中のオンライン営業の服装って、意外と悩んじゃいますよね。新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、各企業が取り入れ始めたテレワークですが、出社をしないですむため、ついつい適当な身だしなみで仕事をしてしまう方も多いのではないでしょうか。

どのような服装・身だしなみがオンライン営業の商談時に適しているのか、どこまで気をつけたら良いのかを一緒に探っていきましょう。

テレワーク中のオンライン営業のメリットとは

これまでの足で稼ぐ営業活動は、お客様先への訪問やそのための移動などが多くの時間を占めており、営業パーソンはほぼ会社にいない…という状態が常です。とはいえ、通常の業務時間は1日8時間ですから、移動に1時間かかるとして、多くても1日あたり4〜5件の商談が限界でした。

しかし、現在主流となりつつあるテレワーク営業(オンライン営業)には、これまでの営業活動にはなかったメリットがたくさんあります。たとえば、移動時間がいらないため、その分多くの商談を設定したり、1商談にかける時間を長く取ることもできるようになりました。新規のお客様獲得や、既存のお客様とのリレーション構築により時間をかけることができるようになったということは、営業パーソンが商談で成果を挙げやすくなったと言っても過言ではありません。

また、商談件数や時間を増やせるだけでなく、移動がなくなったことで浮いた時間で、書類作成や契約周りの雑務などを処理することも可能になりました。これまでの営業活動の場合、忙しい営業パーソンは業務時間中は商談を行い、業務時間後、残業をして書類対応などを行う方も少なくありませんでした。これまで業務時間外で行っていた雑務を業務時間中にこなせるようになるので、残業時間が減り、働き方を変革することも可能です。

このように、オンライン営業はこれまでの営業パーソンの働き方を大きく変革する良いきっかけとなりました。新型コロナウイルスが収束したのちも、おそらくオンライン営業は主流となっていくでしょう。

テレワーク中のオンライン営業でも身だしなみを整えるべき?

ここまで、オンライン営業のメリットを見てきました。オンライン営業は、ZoomやTeams、ベルフェイスなどのWeb会議ツールを利用します。お客様へ商品・サービスを説明する際は営業資料を画面に映しますが、その際、営業パーソンは小さく画面に映るだけです。では、そんなオンライン営業ではどの程度身だしなみに気を使うべきなのでしょうか。

まず、自分が大きく映る機会が少ないとはいえ、相手はお客様ですから、不快感を与えるような服装や身だしなみは言語道断です。部屋着、寝癖、男性であればヒゲなど、これまでの営業活動で気を使っていた基本的な部分は、たとえオンライン営業であっても気を遣うようにしましょう。第一印象が良くないと、どんなに良いサービス説明ができても、お客様にうまく響かない…なんてことも。

ちなみに、小型家電ブランドのブラウン(P&Gジャパン合同会社)が25歳~69歳の働く男性500名を対象に行った「コロナ禍のできる男と身だしなみ」に関する調査によると、約6割の男性が「ヒゲが仕事上のお客様に対してネガティブな印象を与える」と考えているという結果が。

また、約56%の“仕事ができる男性”が仕事相手の身だしなみで最も気になったことも「ヒゲ」なんだとか。

参考:新社会人必見!できる男と身だしなみに関する調査結果 | P&Gジャパン合同会社

テレワーク中のオンライン営業で心がけるべき身だしなみ4つのポイント

オンライン営業でも、ある程度身だしなみを整えた方が良いということがお分かりいただけたと思います。とはいえ、出社をするときのようにきちっとした服装は息が詰まってしまいます。ここでは、テレワーク中のオンライン営業で心がけたい身だしなみのポイントに絞ってお伝えします。

1. ラフになりすぎない、きちんと見え服を

Web会議では主に上半身が映ります。そのため、上半身の身だしなみは「きちんと見え服」の着用がおすすめです。たとえば、男性であればワイシャツやポロシャツなどの襟付きのシャツを着用するのが良いでしょう。会社の方針にもよりますが、ノーネクタイでもOKです。

女性であれば、きれいめのブラウスやカットソー、ワンピースなどがおすすめです。

ジャケットを羽織る場合は、ニットやジャージー素材の物をチョイスしてもOKです。画面越しでは素材感は伝わりにくいので、なるべくリラックスできる「きちんと見え服」でオンラインでの商談に臨みましょう。

2. 明るめの色で画面映りアップ

上半身の服の色は、なるべく明るめのものを選びましょう。特に白い服であれば、レフ板のような役割を果たしてくれるので、商談の時、画面に映る顔をより明るくしてくれるので、それだけで印象をアップさせることができます。

3. ゆったりスラックスやパンツで

オンラインの商談では、足元は映りません。そのため、足元はキツく締めすぎないゆったりとしたボトムスをチョイスしても構いません。ストレッチ素材のスラックスやパンツなどがおすすめです。ジーンズなどの固い素材のものは、座りっぱなしになりがちなテレワークでは、血行が悪くなってしまうため避ける方が良いでしょう。

4. 寝癖・ヒゲ・スッピンはNG

寝癖やヒゲ、スッピンはもちろんNGです。第一印象から与える印象が良くないため、信頼感も薄れてしまいます。最低限、この辺りの身だしなみには気を遣うようにしましょう。

気をつけるべき身だしなみポイントを4つご紹介しましたが、どれも難しいものではありません。ぜひ、今後のオンラインでの商談でばっちり好印象を残すために、実践してみてくださいね。

まとめ:テレワーク中のオンライン営業でも、身だしなみに気をつかおう

オンライン営業のメリットや気を付けるべき身だしなみについてご紹介しました。

テレワーク中のオンライン営業だと、自分を見られる機会が少ないので、身だしなみに手を抜きがちです。オンラインでの商談でも、今回ご紹介した身だしなみのポイントに気を遣い、印象アップを目指してみてくださいね。