テレワーク中に、頭やお腹が痛い、吐き気がする……という良からぬ体調トラブルになってしまうこともあるかもしれません。

そんなとき、どのような対応を取ったら良いか、未然に防ぐにはどうしたら良いか……など、知っておきたいものです。

こちらの記事では、テレワーク中に起きた体調トラブルにまつわる情報について紹介をしていきましょう。

テレワーク中の体調不良は仕事仲間にはわかりにくい?

オフィスでの仕事であれば、体調が悪そうな人を把握しやすいですが、テレワークをしていると、仕事のメンバーの体調のコンディションがよくわからないという声が挙がっています。

なかには納期が迫っているからという理由で体調が悪くても我慢して働いている方や、下痢が続きトイレの回数が多いなか働いている方もいるかもしれません。

ではテレワーク中によくある体調不良とは一体どのようなものがあるのでしょうか。

テレワーク中の主な体調不良の症状とは?

テレワーク中によくある体調不良の症状は次の3つです。

頭痛

新型コロナウイルスが感染拡大してから、頭痛の悩みを抱えているというテレワーカーが増えているそうです。その原因として挙げられるのが、パソコンやタブレットといったデバイスに内臓されている光・ブルーライトです。光や音に過敏である性質を持つブルーライトは、脳を刺激して痛みを強くするリスクをもたらすといわれています。

参考
テレワーク頭痛”急増…原因は?予防法は|日テレNEWS24

眼精疲労

テレワークはパソコンに向かう作業が大半を占めています。モニターで文字や数字の抜け漏れをチェックするだけではなく、時にはWeb会議にも参加するとなると、眼をよく使います。休みをほとんどとらず眼を酷使していると、次第に眼の筋肉が疲れてしまい、眼が乾燥しやすくなったり、霞んだりすることもあるので注意が必要です。

参考
2020年06月29日 あなたは大丈夫?テレワークによる目の不調|NHK首都圏ナビ

肩こり・腰痛

テレワークになってから、肩が凝ったり、腰が痛くなったりするという方も増えています。この原因として考えられるのが、机と椅子の高さが座高と合っていないため、前かがみ(猫背)の姿勢になってしまうことです。この姿勢が長時間続くと、肩や腰に負担がかかるようになります。ほかにも公共の交通機関を使っての通勤がなくなる(少なくなる)と、歩数が少なくなり、身体の筋肉を使う機会が減ってしまうのも肩こりや腰痛の原因といわれています。

参考
テレワークで肩こり・腰痛が増加 その対策教えます|スポーツ庁 Web広報マガジン

心も身体も健やかな状態でテレワークをこなす予防策

テレワークの生産性を維持するには、やはり心身ともに健やかであることが大切です。
こちらの章では、テレワークにおける体調不良を予防するにはどうしたら良いか紹介をしておきましょう。

適度な休憩を取るよう意識する

オフィスワークと同様、テレワークでも1日6時間を超える就業なら45分以上、8時間を超える就業なら60分以上の休憩時間が必要とされています。「仕事のキリが良くないから休憩しない」というスタンスで仕事に取り組むと、頭痛などといった何らかの体調不良になるリスクが高くなります。身体への負担を軽減する意味でも決められた時間内で適度な休憩を取るように心がけましょう。

休憩時間の取り方は、決められた時間内であれば、まとめて取っても、小分けに取っても差し支えありません。

睡眠時間を決めておく

地域によっては夜の外出制限がかかっている影響もあり、夜中に自宅でゲームをして夜更かしし、就業時間直前に起床するテレワーカーもいるそうです。この生活リズムが続くと体内時計が狂い、良質な睡眠を獲得できず、免疫力も低下。疲れやすい体質となります。このような生活リズムは、リモートワークに影響を及ぼすので、睡眠時間を「遅くても夜11時に寝て、朝6時半に起きる」といった具合で決めておきましょう。

家具を自分の身体に合った設定にする

リビングやダイニングでテレワークをしている方のなかには、家にある家具で仕事をし、肩こりや腰痛になったという事例もあります。テレワーク用の家具を調達するのが、体調不良を緩和する策ではありますが、置くスペースやコストの関係上、どうしても家具を調達できないケースもあるかもしれません。

家にある家具でテレワークを続けるなら、テーブルやデスク、あるいは椅子の高さを調整する必要があります。そんなとき、パソコンの位置を調整できるノートパソコンスタンドがあれば、前かがみの姿勢でなくても作業ができるので、身体への負担は減ります。

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そして、椅子に高さを持たせたいなら、高さがあるクッションで調整できます。ECサイトでは、高反発や骨盤矯正などの健康や快適性をアピールしたプロダクトも多数ありますので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

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MyGear 椅子 クッション 低反発 座布団 腰痛 ジェル内蔵モデル

健やかにテレワークを続けたいなら、今の生活環境を考えてみましょう

テレワーク中の体調トラブルは、頭痛や眼精疲労、肩こり、腰痛などがあります。体調にトラブルがあっても我慢して仕事をこなすというケースもありますが、このコンディションで仕事をするのは望ましくありません。体調不良の状況が続くというリスクも潜んでいます。

そんな状況にならないためにも、こちらの記事の予防策を参考に今置かれている自分の生活環境がテレテレワークをしやすいかどうか考えてみるのをおすすめします。