はじめまして、TeleWorker編集部のみゃくこです!

今回から「猫とテレワーク」にまつわるお話を中心にお届けいたします。

お見知りおきくださいね♪

さて。第1回目は、玄関に掲げた意味深な『猫シール』に反応したのは、やっぱり“あの人”だった!というエピソード。

猫といえばやっぱり…?

テレワークをするようになって、今まであまり顔を合わすことがなかった宅配便の配達員さんに会う機会が増えたという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

私自身も自宅マンションに宅配ボックスがあるため、外出している間に届いた荷物はそこへ預けてもらっています。ところが、テレワークで在宅時間が多くなったり外出の制約が設けられたことにより、宅配便だけでなく食事の出前など、玄関先で届け物を直接受け取ることが増えたという方が多くいらっしゃいます。

そんなテレワーク中に荷物を受け取った際に起きたやりとりがこちら。

このツイートをした、@Animo_incにお話を聞きました。

「クロネコヤマトさんが通販した商品の配達に来てくれた時のことです。テレワーク体制になる前は家にいないことが多かったので、配達員さんと顔を合わすのは稀でした。テレワークになってからは直接顔を見て荷物を受け取ることが増え、この時は受け渡しが終わった後に、配達員さんがとても遠慮がちに、あの…このシールなんですか?と。ドアの端に貼ってあるシールをはにかみながら指差して。」

黒猫親子のマークでおなじみのヤマトさん。軍手のゴムが肉球になっているグッズがあったり、配達員専用端末の電子音を“ニャー”に変えることができるなど、猫への愛情を感じる企業活動がかねてから有名ではありましたが、あまり目にすることがない猫シールへも前々から興味があったようです。

玄関に貼られたこの手のシールは、もっぱら“犬”ですよね。

狂犬病の注射を受けた、という証として毎年受け取るものです。

私の実家でも長く犬を飼っていたので、このシールが玄関のタイルに貼ってありましたが、“猫”というのは今まで見たことがありません…。

そもそもこのシール、一体なんなのでしょうか?

“猫”シール”の正体

実はこのシール

全猫飼いが嫉妬していた犬飼が玄関に貼ってる「あのシール」

をコンセプトに、クリエイターのもず串さん(@mtstmk)が制作・販売されているオリジナルグッズ。アルミの質感や毎年変わる色など、細部までこだわってデザインされているようです。

平成30年度分から作成をはじめ、最新版の令和3年度まで全5種類のラインナップ。しかも1枚につき50円が保護猫活動をしている団体への寄付になるそう。50円あれば保護猫のごはん1杯分になるというから、愛猫家には一石二鳥。

作者であるもず串さんご自身も保護猫出身の愛猫さんと一緒に暮らし、“猫”シール以外にもさまざまな制作を通じて保護猫活動に協力しているとのこと。この小さなシールから、プロダクトの良さ・面白さだけでなく、あたたかさや強い信念を感じました。

ヤマトさんだけではなかった。

先出の@Animo_incさんにこのシールを貼った目的を聞いてみると

「家の中に猫がいると分かるようにしておくことで、自分が不在の時に災害等が起こった場合でも助けてもらえる可能性が上がることや、ドアの急な開け締めでの脱走を未然に防ぐ目的もありました。が、どちらかと言うとシールのコンセプトに共感したこと、デザインがあまりにも“犬”シールに忠実で、感動してしまって。どうしても玄関に貼りたかったことが大きいです(笑)。全色、貼る用と保管用で2枚づつ持っています。」

とのこと。

家の中に猫がいます、と室内に猫がいることを直接的に知らせるプレートなどは見たことがありましたが、大きさ・メタリックな色使いなど、ここまで“犬”シールにそっくりなものは確かに見たことがありませんでした。『犬飼いが羨ましい!猫バージョンがないなら創ってしまおう!』というクリエイターさんならではの発想と行動力が素敵です。

そして、このユニークなシールが気になったのは、黒猫マークのヤマトさんだけではなかったようです。

「このツイートをしたしばらく後です。佐川急便さんにも、前からずっと気になってたんですが…と、このシールのことを聞かれました。当時は人に会う機会も、話す機会も本当になかったので、玄関先でのわずかなやりとりでしたが嬉しかったのを覚えています。」

訪れる人の目を次々と奪った“猫”シール。

こちらで購入できますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

▽クリエイターズマーケット BOOTH

kushi.booth.pm

テレワークで在宅している時間が増えたからこそ生まれた、心温まるエピソードでした!