オンラインビデオ会議の機会が増えていますが、ビデオ会議を楽しくしてくれる、mmhmm(ンーフー)というツールを知っていますか?

mmhmmは、2020年7月にリリースされた、あの有名なメモアプリEvernoteの創業者で元CEOであるフィル・リービン氏が立ち上げたサービスです。リリース当初は招待者限定でベータ版が公開され、1000名の枠に応募者が殺到して話題になりました。

現在では、Mac、Windows版ともに、誰でも利用することが可能となっているほか、インストール不要なmmhmm for webもリリースされました。また、日本語にも対応しています。

mmhmmは、ビデオ会議自体を開催するツールではなく、ZoomやGoogle Meet、Teamsといった既存のビデオ会議ツールと連携し、様々な機能でバリエーション豊かなプレゼンテーションを実現できるツールです。

一体、どんな楽しい会議が作れるのか?実際に使ってみました!

mmhmm(ンーフー)公式サイト

テレワーク疲れ?mmhmmを使って、退屈な会議はもうやめよう!

mmhmmの開発者であるフィル・リービン氏は、ビデオ会議では参加者が「黒い小さな箱」に閉じ込められているようで「退屈だ」と感じていました。そんな型にはまってしまった昨今のビデオでのコミュニケーションをより楽しいものにしたいと考えられたのが、mmhmmです。

コロナ禍において「テレワーク疲れ」という言葉が出てきたように、様々な制約がある中でテレワーク中のコミュニケーションの質を高めることは、どの企業にとっても急務です。

そんな中、2022年にドコモ・システムズが世界初のmmhmm販売パートナー企業となったことで、日本における事業展開も加速。なんと、ソニーグループやトヨタ自動車、NTTドコモグループなどの日本を代表する大手企業が、企業版のmmhmm for teamsを導入しています。

一見、ビジネスライクには見えないmmhmmというツールですが、フィル・リービン氏の熱い思いが日本にも届き、企業が抱えていたテレワークの課題感も相まって、企業がDXを実現していくための一助となることも期待されているようですね。

「楽しく」というだけあって、公式サイトも、サービスロゴも、サービスUIもポップな印象。早速ダウンロードし、Google Meetと接続して使ってみました。

テレワークをとびきり楽しい体験に!mmhmmを実際に使ってみた

ビデオ会議ツールでmmhmmを使う方法はとっても簡単。
❶mmhmmのアプリを立ち上げて、❷ビデオ会議ツールの設定にてmmhmmのカメラを選択するだけです。
(以下の画像は、Google Meetの場合)

その後の各種設定は、mmhmmアプリのコントロール画面にて行います。

ユニークな背景(ルーム)が使える

ZoomでもGoogle Meetでもビデオ会議中の背景は変更できますが、mmhmmの背景(ルーム)はかなりユニーク。例えば、古いラジカセ風のものや、日本のコタツ部屋、アニメーションで背景が動く動的なものもあります。

この機能を「ルーム」と呼んでいるだけあって、その空間に入り込んでいるような印象を作ってくれます。デフォルトで用意されているものだけでも、かなり楽しめそうですね。

プレゼンターとスライドを同時に表示できる

これは使える!と思ったのは、プレゼンターと共有したい画面を同時に表示できる機能。画面のサイズは、ワンクリックで「フル」や「肩越し」など切り替えできます。