パソコンの画面が小さくて不便…そんなことを思ったことはありませんか?その問題、セカンドモニター環境によって解消されるかもしれません。
とはいえ「パソコン周辺機器は苦手・・・」という方も多いでしょう。今回は比較的簡単に始められる、セカンドモニターの導入方法をご紹介します。
セカンドモニターとは
セカンドモニターとは、1つのパソコンに2つのパソコンモニターをつなげて使用すること。「デュアルモニタ」とも呼ばれ、3つ、4つと接続する場合はマルチモニターとも言われます。
セカンドモニターを用いることで、仕事の領域は大きく広がり、ノートパソコンの小さな画面だけで仕事をするのとは比べ物にならならないほど、「便利!」と感じてもらえるはずです。まずはメリット・デメリットを知ってもらい、自分に向いているかどうか判断してみてください。
セカンドモニターを導入するメリット・デメリット
セカンドモニターを導入するメリット
・広い画面で資料やアプリを同時に見られる
ノートパソコンの画面で資料をみて、ブラウザやメーラーを切り替えてメールを打ったりWEBサイトを見たりすると、必然的に時間がかかってしまいます。その点、画面領域が広がるのでいちいち切り替える必要がなくなります。
また、資料を印刷してパソコンでメールを打ったり書類を作成する方もいますが、印刷が必要なくなるので、インク代や紙代が削減されます。
・仕事をしながら動画を見れる
今の時代はスマートフォンでも動画は見れますが、パソコンで動画を見た方が、いちいち小さい画面を見なくても良いのでチラ見しながら仕事ができます。
セカンドモニターを導入するデメリット
・お金がかかる
もう1台モニターを用意しなければならないので、元々モニターが余っていれば良いのですが、新たに購入するケース多いでしょう。
さらに接続するためのケーブルや、位置にこだわるならラックも必要です。
・広いスペースが必要
セカンドモニターを導入するにあたって、広いスペースが必要になります。
ノートパソコンのように持ち歩きすることは基本的に難しいので、一か所を作業するスペースとして空けなければなりません。
このようなデメリットはありますが、「時は金なり」と言いますので、効率化のための適切な投資と考えれば高くはないでしょう。
セカンドモニターはモバイルディスプレイでも可能!
カフェやコワーキングスペースなど、自宅以外の場所で仕事をする人におすすめなのは、モバイルディスプレイです。
セカンドモニターは自宅などでしか利用できないと思っている人が多いと思いますが、モバイルディスプレイをノートパソコンにつなぐことで、どこでもセカンドモニターを利用することができます。
数千円~数万円まで、幅広い価格帯のモバイルディスプレイがあります。
パソコンとモバイルディスプレイを接続する際、映像出力端子を確認して、コードも購入する必要があります。
事前に自分のパソコンはどの端子なのか、またモニタはUSBでPCから電源が供給できるか個別に電源が必要かなど、確認しておきましょう。
セカンドモニターを導入する方法
セカンドモニターを導入するには、モニターを用意するのはもちろん、映像を出力できるケーブルも用意する必要があります。
また、モニターを置く場所が限られている場合、ディスプレイアームを用意しておくと、上下にディスプレイを置くことができます。
ケーブルについては、HDMIやVGA・DVIなど色々な種類があるので、パソコン側の端子とモニターの端子を事前に見て、どのケーブルが必要か理解しておくことが大切です。
ケーブルを用意しパソコンとモニターを接続したら、設定をしていきます。
①デスクトップ上で右クリックをし、「画像の解像度(C)」をクリック。
②ディスプレイ表示の変更で、ディスプレイを選択して解像度や向きを好きな設定に変更します。
③複数のディスプレイで画像のように選択肢が複数出てきます。
下の「デスクトップを1(または2)のみに表示する」を選んでしまうと、画面が映し出されないので注意。
「画面を複製する」は同じ画面がモニターにも映し出され、「画面を拡張する」は、パソコンと繋がっているような状態となり、複数のページなどが表示できるようになります。
ケーブルで接続して、簡単な設定をすればセカンドモニターが利用できるので、誰でも簡単にセカンドモニターデビューができます。
上記はWindows環境での接続方法ですが、基本的なところはMacでも同じです。
セカンドモニターはテレビでも!
意外なことに、パソコンとテレビを繋げてセカンドモニターとして利用できます。
テレビもモニターも接続方法は同じで、HDMIまたはVGAなどのケーブルを用意します。
パソコンとテレビの画面の大きさは異なるので、解像度の設定をします。
ケーブルが1本あれば、モニターにも接続できるしテレビにも接続できて、大変便利です。
また、セカンドモニターとしてだけでなく、単純に大きな画面に動画や映像を流したい場合や、プレゼンなどにも役立ちます。
モニターが増えるので目に優しいアイテムも
パソコンを主に扱う仕事をしている場合、モニターを複数使用することになると、目の疲労が気になるかもしれません。
疲れ目の原因はブルーライトともいわれていますので、ブルーライトカットの眼鏡や、モニターのフィルムなどが用意すると疲れ目や乾燥などが軽減されます。
中にはブルーライトカットを施されたモニターもあるので、併せて検討してみましょう。
セカンドモニターの魅力を感じていただけたでしょうか?接続手順も単純なものなので、誰でも簡単に導入することができます。「パソコンの画面が小さくて困っている」「いくつかのウィンドウを同時に開きたい」などさまざまなニーズに応えるセカンドモニター。あなたなりの環境をつくって、仕事効率200%を目指しましょう。