リモートワークが増えてきて、多くの方が今までとは違う悩みを抱えています。

みなさんはこんな風に思ったことはないでしょうか?

今住んでいる家では仕事がしづらい!

夫婦二人ともリモートワークだけど、部屋の数が足りない!

生活の空間と仕事の空間は分けたいけど、今の家では実現できない!

だけど、わざわざ引越すのは大変だし、そもそも資金もそんなに用意できないよ、、、

今回はそんな風に悩まれているあなたに朗報です。

実は、リフォーム費用を最大100万円まで補助する制度創設が進んでいます。

国土交通省が在宅勤務用リフォーム補助を目的に創設しているようです。

そんなありがたい内容についてまとめてみました。

長期優良住宅化リフォーム推進事業

リモートワーク向けのリフォームで補助金が出るとは一体どんな制度なのでしょうか。

現行の「長期優良住宅化リフォーム推進事業」の一部として追加される予定のようです。

増築や防音対策、間仕切り設置などのリフォームに使用可能となりそうです。

他にも、新型コロナウイルスの感染拡大防止や働き方の多様化にも対応予定とのことです。

この制度、元々は住宅の性能向上や子育てしやすい環境等の整備のためのリフォームを支援する制度です。例えば2020年度募集の場合は、以下のような条件でした。

1.対象
マンション、一戸建て

2.要件
・リフォーム工事前にインスペクション(建物の現況調査)を実施すること
・一定の住宅性能を有するリフォーム工事を実地すること
・リフォーム工事の履歴と維持保全計画を作成すること

3.補助対象
・性能向上リフォーム工事費等に要する費用
・子育て世帯向け改修工事に要する費用
・インスペクション、履歴作成、維持保全計画作成等に要する費用

4.補助率・補助限度額
・補助率: 補助対象費用の3分の1
・補助限度額: 上限100~250万円/1戸(※3世代同居対応のための改修工事、若者・子育て世帯が改修工事をする場合、既存住宅を購入して改修工事をする場合は、上限50万円/1戸)

※出典:国土交通省

住宅性能アップを補助する制度に加えて、リモートワークのリフォームにも補助金が出るようになるみたいです。

この機会にリフォームを検討してみるのもいいですね。

リフォーム事例とその費用

では実際にリフォームを行うとなると、一体どんな風にできるのか、そしてリフォームにはどのくらいの費用がかかるのか、気になるところです。

例えばリビングが広いお家は、一区画をワークスペースにしてしまうという方法があります。

こちらの例は、リビングに新たに仕切り壁を作り、床を一段上げて、床材をカーペットに変えています。

こうすることでリビングとの境目ができ、ワークスペースを創出することができます。

こちらのリフォームは30〜50万円が目安です。

※サンリフォーム様事例

こんな形で、部屋の中にリモートワーク用のスペースを作り出すことができます。

もしここに100万円の補助金があれば、実質負担額はほぼなしでリフォームを行うことも可能です。

一般的にリフォームというと費用がかなりかかり、なかなか一歩踏み出すことができない方も多かったと思いますが、リモートワークが急激に広まっている今、国も補助金を拡大してリフォームを勧めてくれています。

いつになくリフォームへのハードルが下がってきているのかもしれません。

このリフォームに対する補助金の制度、リモートワークが多くなり、住環境を見直したい

だけど引っ越しは難しい、と思っている方にこそ、使って欲しい制度です。

とはいえまだ制度の創設段階ですので、無事制度が完成した時にはまたお知らせさせていただきます。

家の快適度 = 人生の快適度?

コロナの流行を経て、この半年でおうち時間が格段に長くなり、今後私たちは人生のより多くの時間を家で過ごすことになりそうです。

つまり、家の快適度を向上させることが、人生の快適度を向上させることに繋がるのです。

これまで住環境を変える主な手段は引越しでしたが、今後は低コストでリフォームという選択肢も生まれました。

住む場所ごと変えて、心機一転の引越しか、住む場所はそのまま、自分好みにリフォームか、一人一人の優先順位に合わせて住環境を選べる時代がやってきます。

引っ越すとなると資金が多く必要で、なかなか難しいなと感じていた方

お子さんの学区が変わってしまうため、引越しは避けたいという方

そんな方は補助金をうまく使ってリフォームがおすすめです。

一方、

住環境をガラッと変えたい方

多少資金はかかっても、広いおうちに引越したい方

リモートワークにばっちり対応した設備をお求めの方

は、思い切って引越しがおすすめです。

こんな形で、ひとりひとり生き方に合わせて、住み方も自由に選べます。

新しい働き方に合わせた新しい生き方、あなたの優先順位はどんな順番ですか?

優先順位が決まった方は、理想の住み方についても考えてみてくださいね。